自転車通行帯『自転車ナビライン』の整備が行われています。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
このほど発行された新しい交通白書によると、令和2年の交通事故発生件数は358件で、死者数4名、負傷者445名となっており、発生件数、負傷者数は減少傾向にありますが死者数は増加しています。
このうち車対自転車の事故発生件数は56件あり全体の15.6%を占めていました。
自転車事故は車との接触だけではなく、特に駅周辺の歩行者の多い歩道上においても事故やトラブルが増加していることから、成田市ではニュータウンを中心に自転車通行帯(自転車ナビライン)の整備が順次おこなわれています。
青色で自転車の通行を誘導する場所に、方向を示す矢印や区域を標示しています。
整備路線は学校や集客性のある公共施設、また交通、医療、福祉、商業などで、令和6年度までの5カ年計画。
青色の標示は自転車の通行を誘導するためのガイド標示であり『規制』するものではありません。
ナビラインが整備されると、市民の方から「子どもが車道を走るのは危ないのではないか」といった交通安全に関する声も寄せられました。
この辺り、わかりにくいですよね💦
自転車通行可の標識がない場合であっても、13歳未満の子どもは自転車で歩道を走ることが道路交通法で許可されています。
また今回の歩道への標示は、自転車も通行可能な歩道、いわゆる自転車歩行車道のみ整備していますので、子どもはもちろん、大人も道路ではなく歩道を通行可能です。(下の写真、青い看板を参照ください。)
また標示位置は車道には左側の端、歩道には歩行者のための幅員2メートル確保した上で車道寄りとなっています。
(自転車で歩道を走る場合、できる限り車道寄りを走ることが道路交通法で定められています。)
以上を整理すると・・・
①自転車ナビラインの整備は自転車も通行可能な歩道、いわゆる自転車歩行車道のみ標示されている
②自転車通行可の標識がない場合であっても13歳未満の子どもは自転車で歩道を走ることが道路交通法で許可されている
③自転車の通行を誘導するためのガイド標示であり『規制』をするものではない(大前提)
となるため、道路ではなく歩道を通行いただけるということになります。
ですが、私も含め日々の生活で道路交通法をすべて理解し、判断して通行しているわけではないと思いますし、今回の自転車ナビラインの整備は、利用される子どもたちや市民の皆さまへの交通安全教育や交通安全について知る機会になると判断し、教育委員会などの各部と連携して周知に取り組んでいただけるよう要望しています。
また、高齢者の方からは、『歩道の内側にナビラインが整備されているため横断歩道を渡るときに危ない。』といった声も寄せられました。
こうしたご意見についても、自転車で歩道を走る場合はできる限り車道寄りを走ることが道路交通法で定められているので、そのようにナビラインが整備されているのですが、改めて利用されるすべての方々に対して丁寧に周知していくことの必要があります。
歩道ですから歩行者優先が原則ですが、昨今の健康志向やコロナ禍もあいまって、バス利用を避けて自転車で通勤される方などが増えています。
今回成田市が整備を進めている「自転車ナビライン」に併せて、交通安全整備と適切な交通安全教育、そして周知を図ることで、交通の安全を推進していきたいと思います。
それでは、また明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む