遡及適用で雨傘運動の周庭さんが逮捕。民主化運動が法律違反になるという異常な事態。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
香港警察が民主活動家の周庭さんを香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕したと報じています。
【速報 JUST IN 】香港警察 民主派団体中心の周庭氏を逮捕 香港複数のメディア #nhk_news https://t.co/6rzld1nchR
— NHKニュース (@nhk_news) August 10, 2020
「雨傘運動」の女神としてSNSなどのメディアで民主化を訴えており、わたしも彼女の発信を拝見していましたが、さすがに驚きを隠せません。
有罪判決が言い渡され量刑は12月に宣告されるということですが、メディアによると最悪「無期懲役」もあり得るとのこと。
国家安全維持法の可決により、民主派への言論弾圧が進んでいます。
「香港は“1国1制度”に。とても悲しい」 民主派・周庭氏インタビュー
オリジナル版は→https://t.co/WEfAMVfE6w pic.twitter.com/28EHKyBSaf— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) July 11, 2020
周庭さんは、「無念を口にしながら」も国家安全維持法の可決後は活動自粛されていました。
私、周庭は、本日をもって、政治団体デモシストから脱退致します。これは重く、しかし、もう避けることができない決定です。
絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。
生きてさえいれば、希望があります。
周庭
2020年6月30日 pic.twitter.com/zEk2NwgU24— Agnes Chow 周庭 (@chowtingagnes) June 30, 2020
それでも逮捕されるということは、おそらく当該法律の遡及適用となると思われます。
そもそも、香港で民主主義を訴える運動をすると「国家分裂」を扇動する行為とみなされる法律の内容、成立までのプロセスもおかしいと思いますが、制定前のことにまで遡及して罪とする姿勢には、グローバルスタンダードとしてもあり得ないことであり、恐怖で震えます。
日本や米国などのG7の外相が、共同声明を発表するなど中国の香港に対するやり方を批判していますが、よもや法治国家としての体をなし得ていないこの現状を打破するためには、国際社会から具体的な措置を講じていくしかないと思います。
なんとか頑張ってほしいし、救ってあげたい。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む