活動日誌

解散風が強まる。衆参ダブル選挙の可能性は如何に?なったら…地方政治家の働き方改革は吹っ飛ぶ夏が必至です💦

政治コラム

皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

少し強めに解散風が吹き出したような気がしています。

 

内閣不信任案なら「解散の大義に」 菅官房長官

 

菅義偉官房長官は17日午後の記者会見で、内閣不信任決議案が衆院解散の大義になるかを問われ「当然なるのではないか」との認識を示した。野党は内閣不信任案を国会会期末に提出するのが事実上の慣例となっている。6月26日の国会会期末を前に野党側を揺さぶる狙いがあるとみられる。

憲法69条は内閣不信任案が可決すれば内閣は10日以内に衆院を解散するか総辞職しなければならないと定める。1979年には、大平正芳首相が野党が出した不信任案の採決前に解散するなど不信任案は過去に衆院解散の引き金となってきた。

菅氏の発言は、今夏の参院選に合わせた衆参同日選の観測に影響する可能性がある。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「野党の不信任案を大義にせざるを得ない状況になっているのでは」と述べた。

 

この質問については、本来なら「総理の専権事項」で逃げるところですから、それを官房長官が「内閣不信任案は解散の大義となる」という見解を示したことは、大きな波紋を広げます。

 

もちろん、そうなることを想定しての発言でしょうから、夏の参院選に合わせて安倍総理が衆院解散・総選挙に打って出るのではないかとの観測が高まるのは当然です。

 

毎日新聞がわかりやすく、近年の衆院解散の理由をまとめていました。

 

ふーむ。なるほど。。

 

官房長官の発言の裏には、不信任案提出を巡る野党の動きをけん制したものですが、野党幹部からはすでに、「堂々と受けて立つ!」とか、「解散を想定して野党連携の準備を加速させる!」といった発言が出ており、臨戦態勢の構えです。

 

野党、参院27選挙区で一本化 32の改選1人区、調整加速 (共同通信)

夏の参院選の勝敗を左右する32の改選1人区を巡り、立憲民主など野党5党派がこれまでの5選挙区に加え22選挙区で候補者一本化に大筋合意した。焦点だった共産党候補への一本化は現時点で2選挙区。週明け以降、順次発表する。今後、残る5選挙区と、参院選に合わせた衆参同日選の可能性に備え衆院小選挙区の調整を急ぐ。関係者が18日明らかにした。

24選挙区で擁立する共産が候補取り下げを視野に柔軟路線に転じたことや衆参同日選への警戒から、競合区などの調整が加速していた。

 

ですが、実際に衆参W選挙となった場合は「野党間の選挙協力」は後手後手に回ると思います。

逆に言うと、その点を見透かしているからこその菅官房長官の発言、と取ることができると思います。

 

各紙が行った世論調査は多少のズレこそありますが、いずれも自民党の圧倒的な勝利となっています。

選挙に突入すれば、安倍総理が未曾有の国政選挙7連勝を果たすことは、ほぼ間違いないでしょう。

 

そもそも、安倍総理にとって伝家の宝刀(解散権)を抜くタイミングは限られているように思います。

 

今年11月から来年春までは皇位継承に伴う重要行事が続き、その後まもなく東京オリンピック・パラリンピックが開催されるため、このあたりでの政治空白は回避しなければなりません。

ですから、具体的には『今夏の参議院選挙にあてる』か、『東京オリンピック・パラリンピック後』か、の二択だと思っています。

 

そして、10月の消費税増税と、東京オリンピック・パラリンピック後の景況感の落ち込みはそのまま投票行動にも影響がでるはずなので、東京オリンピック・パラリンピック後の選挙は不利になる可能性が高いとみています。

 

そうなると、『今夏の参議院選挙にあてる』というのが濃厚になってきます。

 

もちろん、あまりにも長い1強体制は不健全であると思いますが、数年前、首相が一年ごとに代わっていたことを振り返ると、安倍政権下における今の政治的安定感は評価されるべきだと思います。

 

「1強」体制を続けながら、国益にかなう政治を行うためには、どこで伝家の宝刀を抜くか!?

全ては安倍総理の胸三寸です。

 

いずれにしてもW選挙となったら・・・私たち地方政治家の「働き方改革」は吹っ飛ぶ夏となること必至です💦

 

それではまた明日!

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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