訪日外国人消費動向調査結果に見るこれからの成田と、中国人のマナー
こんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
訪日外国人消費動向調査 平成29年4-6月期の調査結果(速報)
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000317.html
気になっていた訪日外国人の消費動向調査結果がこのほど出てきました。
サブタイトルには、「訪日外国人旅行消費額は四半期で過去最高の1兆776億円、上半期の累計で初めて2兆円を突破!」とあり、とても力強い言葉を添えており、観光庁の自信がうかがえます。
実際に分析データを見てみると、訪日外国人は右肩上がり、比例して旅行消費額も増えているのがわかります。
国籍別でみてみると、中国を筆頭に、台湾、韓国、香港、そしてアメリカの順番になっており、訪日外国人の70%以上を占めています。
下の円グラフが昨年のもので、比較すると若干落ち着いてきている感はありますが、この数字を見ると、やはり中国人の消費額がいかに日本に貢献してるのか伺うことができます。
昨対でみると、韓国、台湾、香港が消費総額を押し上げています。
やはり、訪日外国人の多くはアジアが中心となっています。
こうして、訪日外国人にフォーカスを当てると、やはり「中国」は外せません。
ですが、気になるのは中国人のマナーの悪さではないでしょうか。
さすがに中国人も、自分たちのマナーの悪さが物議を醸していることを受け、中国メディアも「日本では○○をしてはいけない」などとといった海外旅行をする際のマナーについて注意喚起を始めているようです。
【日本でやってはいけないこと】 (今日頭条による)
①値切り
買い物での「値切り」は中国国内や東南アジアへの旅行では値切りは普通に行われ、売る側も価格をわざと高く示しているため値切らなければ損をすることになるが、日本は社会が「誠実」で、売る側も誠実な値段設定をしており、値切りをすることは商品に価値がないと訴えていることを意味すると解説。
②他人の撮影
「知らない人を撮影」については、日本では他人に分別なくカメラを向けてはならず、特に子供を撮影することに日本人は敏感だ、と説明。中国国内とは違い、公共の場所でカメラを取り出せば多くの日本人は気にするので注意すべきだと警告。
③歩きたばこ
「歩きたばこ」は、日本では法律により多くの場所での喫煙が禁止され、屋外でも指定された場所で喫煙しなければならないと説明。特に駅や商業施設などの公共の場には喫煙スペースが設けられており、そうしたスペース以外で喫煙すると罰金が科せられる可能性もあると指摘。
この他にも、自分たち優先で順番を守らず割り込んできたり、周りを気にせずに大声でしゃべっていたり、どこででも座り込んだり、ごみを捨てたり・・・といった声も聞いています。
国民性もあるのかもしれませんが、中国人の「意識改革」が進み、願わくば消費意欲を日本へ向けてほしいと思います。
少し話が逸れてしまいました。
国は2020年に訪日外国人旅行者4000万人に達成に向けて『明日の日本を支える観光ビジョン』を策定し、様々な政策に取り組んでいます。
観光立市を標榜する成田市としては、こうした流れに敏感に反応して独自の政策を打ち、到着地点としての成田、通過点としての成田ではなく、滞在地としての成田を目指し、さらなるインバウンド強化進めて行く必要があります。
今後も政府の動きや各国の動向にアンテナを張りながら、成田の観光的魅力を発信していきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む