介護保険の被保険者年齢の引き下げは急務!支え手なくして介護なし!現場の悲鳴!
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
6年前、成田ニュータウン地区には機能訓練特化型のデイサービスがありませんでした。
「一歩でも自分の足であるきたい。」
「もう一度、夫婦で公園に遊びにでかけたい。」
そうした方々の想いをカタチにしようと奔走していましたが、行政にできることは限られていました。
それなら民間で!と、資本のない私は知り合いの企業を回り機能訓練特化型デイサービスの必要性を説き出資を募りました。
社会起業家のみなさんの協力のもと、なんとか開業にこぎつけ、最高の従業員の皆さんに支えていただき、協力いただきながら、なんとか5年目を迎えることができました。
開催した地域連携運営推進会議では、地域包括支援センター、民生委員、利用者さんといった皆さんにお越しいただき、事業報告や近況報告、方針などについてご説明させていただき、ご要望やご意見を伺いました。
総合事業への考え方など多岐にわたるご意見やご要望をいただきましたが、昨年の老人福祉・介護に関する事業所の倒産が108件にものぼるなど、介護報酬の実質的な引き下げにより、わたしたち小規模事業所はどんどん経営が厳しくなってきています。
すでに施設は満員状態とニーズの高まりがある一方で、理由をつけてどんどん引き下げられる介護報酬。
介護保険制度が、高齢者を社会全体で支えるという崇高な理念に基づいていることは理解しているつもりですが、実際に現場で携わっている身としては、明らかに制度疲労を起こしているとしか思えません。
少子高齢化という社会問題により、介護保険を賄う財源が不足していることは明らかであり、そのしわ寄せはすべて担い手が負っている状態であり、長引けば撤退、倒産などにより担い手不足を招くでしょう。
その意味では、介護保険の被保険者年齢の引き下げといった国政での議論はまさに急務だと思います。
制度を維持するために必要な財源をどうやって賄っていくのか。
現場の声を汲み上げた制度設計となることを願って止みません。
これからも、地域住民の皆様の福祉の向上に向けて現場で汗をかきながらで、地方議会の一員として、制度改善を求め働きかけていきたいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む