自転車用エアバックはまだ遠い!今こそ4月施行の千葉県自転車条例から自転車運転を考えましょう。
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日のブログは、千葉県自転車条例がこの4月1日に施行されますよという内容です。
下のチラシ。長女が学校からもらって自宅に持ち帰ってきたのを発見しました。
「千葉県のホームページ」
https://www.pref.chiba.lg.jp/seikouan/koutsuuanzen/jikoboushi/kenminsanka/jitenshajourei.html
この自転車条例については、過去に交通対策特別委員会の委員長を仰せつかっていた折に、成田市での必要性について検討したことがあるため、勉強をしてきた経緯があります。
(当時は、議員提案条例として進めるには至りませんでした。)
今回もそうですが、当時考えていたポイントも大きく3つあります。
●ちゃんと自転車保険に加入しましょう!
「子どもが自転車で衝突事故を起こしても車の事故よりは安全でしょ。」と、ここまで安易にお考えの方は少ないと思いますが、それでも、自動車事故ほどでは・・・と自転車保険に加入されていない方が結構いらっしゃいます。
ですが、過去に兵庫県において小学生が運転する自転車と歩行者との衝突事故に関する訴訟があり、小学生の保護者が管理監督責任を果たしていなかったとして、保護者に9,500万円の賠償を命じる判決が出されました。
関係者の間ではあまりにも有名な話であり、近いうちに賠償額は1億円を超えてくるとも言われています。
もちろん、お金の問題だけではありませんが、万が一の事故を想定した対策が必要なことは言うまでもありません。
●ヘルメットの着用を推進!
こちらについてては、解説するまでもないかもしれませんが普及していないの実情です。通学に自転車を使う場合は学校側が義務化しているところもあるようですが、自転車とはいえ、かなりのスピードが出ます。
それにもかわらず、運転者を守る車体もなければシートベルト、エアバックもありません。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/321/321656/ より引用
こんなのも出てきたようですが、まだネタレベルだと思います。
その意味では、特にご高齢者や子ども達には運転時のヘルメットの着用は進めたいところです。
ただ、見た目が悪い。髪型が崩れる、ヘルメットが嵩張る・・・など煩わしさがあることもありますし、そもそも大人がしていないヘルメットの着用を子どもだからと強いるのは難しいと言わざるを得ません。
それでも、万が一を考えればやるしかありませんが、デザイン性と安全性を兼ね備えた商品開発が求められそうです。
●危険運転を回避(スマホ、傘、夜間時のライト点灯)
傘を差しながら、スマートフォンや携帯電話を操作しながら、ヘッドフォンで音楽を聴きながら・・・いわゆる「ながら運転」には毅然とした対応をすべきだと思います。
事故の発生は運転者の運転技術に依存はせず、かならず相手が存在することになりますので、事故を最小限するためにも取り締まりの強化は必須だと思います。
実は、2015年に道路交通法が改正されており、この点については「安全運転義務違反」に相当することになるのですが、あまり取り締まり強化がされているとの声は聞こえてきていません。
なお、3年に2回以上違反すると「安全講習の受講」(参加料5,700円)が義務づけられることも決まっています。そして、通知から3ヶ月間応じなければ5万円以下の罰金が科せられ、14歳以上であれば適用するとも。
説明っぽくなってしまいましたが、条例施行を一つの機会に、皆さんが自転車運転について見直し、考える機会になることを願ってやみません。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む