成田市民の職業安定所と言っても過言ではなかった成田空港に「ナリタ JOB ポート」設置という深刻さ。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
昨夜、首都圏の1都3県を対象にした緊急事態宣言が発出されました。
私たちの社会生活にどのような影響がでるのか、どのような支援策が講じられるのか、どの程度の経済損失が想定されるのか、様々な視点から情報を集めていきたいと思います。
さて、今日も空港の話題を。
成田国際空港会社(NAA)が実施したアンケートによると、成田空港関連企業の多くが雇用や事業の継続に懸念を持っていることが明らかになりました。
【千葉】97%が雇用、事業継続に懸念 成田空港 関連企業アンケートhttps://t.co/3NQ1ZytBYu
— 東京新聞(TOKYO Web) (@tokyo_shimbun) January 6, 2021
航空会社や空港地上支援、貨物事業者、飲食などの店舗といった空港関連企業650社のうち209社から回答を得たということで、
97%が事業や雇用の継続を懸念。
61%が成田空港での事業の縮小や撤退の可能性。
さらに、
50%がこうした懸念の内容が本年度中に発生すると回答したとのことです。
こうしたアンケート結果を受け成田空港会社は、成田空港内に職業相談や出向・移籍支援業務等、雇用に関する総合的なサポートを提供する相談窓口、『ナリタ JOB ポート』を2021 年 1 月 12 日(火)に開設するとしています。
<企業向けメニュー>
・雇用調整助成金をはじめとした各種助成金相談
・出向、移籍支援業務
・キャリア人材バンク事業
・在籍出向、副業、兼業に関する就業規則等作成(変更)のアドバイス
・その他、労働者管理に関すること全般
<個人向けメニュー>
・職業相談、求人情報等の提供
・休業支援金、給付金に関する相談
・雇用保険の失業給付等に関する相談
・応募書類作成及び面接準備、適職に関する相談支援
・ハロートレーニング(公的職業訓練)や能力開発に関する情報提供
・千葉県独自の支援制度に関する相談
・生活維持のための各種制度の情報提供
・〔外国人向け〕英語による雇用生活相談全般
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う航空需要の減少は厳しく、企業存続の危機となっています。
『ナリタ JOB ポート』は、まさに成田空港関連企業とその従業員の方々などの相談窓口で、上記のとおり幅広いメニューについて相談体制を整えるとしていることから、気軽に活用いただきたいと思います。
それにしても。
およそ4万5千もの雇用を支え、成田市民の職業安定所と言っても過言ではなかった『成田空港』においてこのようなサービスが開設されることになるとは考えもしませんでした。
新型コロナの世界的蔓延が、人々に公衆衛生上の脅威を与えるだけではなく、人の移動と接触を制限することによる経済的な打撃をも与えているのだと再認識させられます。
なんとこの危機を乗り越えていきましょう。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む