我が家もベネッセの個人情報漏えい被害に
先日届いた封筒をあけてみると。
我が家も長男と私の情報が漏えい、
被害を受けていたとの報告でした。
報道によると10日の東京株式市場では顧客情報の
大量流出を発表したベネッセホールディングス株に
売り注文が集まり、前日終値比(6・4%)安値。
ジャストシステムもストップ安で15%安。
だいぶ持ち直してきましたが、ジャストシステムは
『善意の第三者』でありながら、購入した個人情報
の削除を早々に打ち出し企業イメージの改善を
図っており、これが奏功していると思います。
翻って、ベネッセはというと、当初記者会で
「情報を流出させたのはグループ社員ではない」
とした上で、流出した情報を購入し、
ダイレクトメールに活用したジャストシステムを
「経営者のモラルが問われる」と非難しました。
「ベネッセは情報を盗まれた被害者」である
という印象を強調していました。
漏えいした個人情報は760万件で日本の人口の
約半分、2000万人分に上るといいます。
捜査が進む中で、ベネッセの業務委託先業に派遣
されていたSEが逮捕されたことで、態度は一転。
「当社は加害者である。」
としたうえで、今期に見込んでいる約利益200億円を
顧客への保障で準備するとのことです。
報道によるとSEが手にした報酬はせいぜい数百万円、
出来心による小遣い稼ぎの対価が200億円もの損害
を会社に与えるにまで発展している今回の事件。
すでに5万件以上の解約申し立てが出ているなど、
経営手腕が問われることになりますが、
大手企業だからこそ重視される『信頼』だからこそ、
被害者の一人として、個人情報の徹底管理に
努め、信頼回復につとめてほしいと思います。
成田市議会議員
雨宮しんご