国土交通省の有識者会議中間報告の説明を受けました。
今日は午前中に健康づくり特別委員会、そして、午後からは空港対策特別委員会が開催されました。
さて、さっそく件名についてですが、国土交通省の有識者会議である首都圏空港機能強化技術検討小委員会がまとめた中間報告について正式に議会に報告されました。
現段階ではあくまでも「技術的可能な選択肢」としながらも、管制塔の高度化や高速離脱誘導路の整備により、それぞれ2万回、合計4万回増やせる見込みとのことです。
すでに成田空港は、発着処理能力30万回が容認されているところですが、ピーク時間帯が満杯状態であり、ピーク時間帯の拡充なくして発着回数30万回は難しいのではないかと懸念していましたので、それぞれの整備促進により、更なる利便性を目指してほしいと思います。
また、五輪後については、両空港で滑走路を一本ずつ増設する案がまとめられました。
羽田では、現在4本ある滑走路(A~D)にそれぞれ並行するルートを想定して検討した結果、東京湾側にあるC滑走路の760メートル程度沖合に並行して整備する案が最も発着回数を増やせると試算。
建設費用は6200億~9700億円で建設期間は10年~15年程度を想定しています。
一方で我らが成田空港では、現在2本ある滑走路(A、B)に加え、3本目の増設案(配置場所は未定)を検討。
建設費は1000億~1200億円で建設期間は3~4年程度を想定しており、とてもリーズナブルです。
仮にこれらが順当に整備されると、五輪後に滑走路を増設すれば、羽田が約48・6万回から約61・6万回に、成田空港では約30万回から約46万回に増やせるとみています。
成田市議会議員
雨宮しんご