カーフューの弾力的運用を適用 2例目
NAAの発表によると、今年の夏ダイヤから緩和されたカーフュー(6時~23時までの運用時間制限)の弾力的運用が昨日適用されたということです。4/13の発生から今回で2例目ということになります。
詳細を報道から抜粋すると、ANA1009便は11日午後6時5分(現地時刻)にニューヨークのジョン・F・ケネディ空港を出発するはずも、悪天候のためダイバートし予定より3時間遅れて離陸。日本時間で12日午後9時の予定だった成田空港への到着は午後11時56分になる見込みになったため、弾力的運用を依頼、着陸許可が出たということです。
弾力的運用に伴い月当たり20~30便程度が対象になると想定されていましたが、これまでの適用状況からも厳にその適用判断がなされていると思われます。
5/10には、これまで国・NAAなど行政サイドによる弾力的運用に関する説明会開催の実施を拒否してきた下総地区において説明会が開催されました。
国の意向などもあり決断期限までの日程が短く、騒音下住民の皆さまへの説明が十分ではない中での決断となったことからも、引き続き厳格な基準での運用を行っていただくことはもとより、真摯な姿勢で騒音問題に向き合っていただきたいと思います。