安倍晋三氏か石破茂氏という選択肢しかない
民主党は野田氏で落ち着きましたが、自民党総裁選は引き続き行われており、候補者が各地で街頭を行っています。
個人的には次期自民党総裁は安倍晋三氏か、石破茂氏の2氏以外ないだろうと思っています。
理由はいくつかあるのですが、簡単に言うと、まず最低限必要な「発信力」という意味では石原氏・安倍氏・石破氏が抜いているだろうと思います。
次に、自民党の古い構図である派閥、老年議員からの支持という、古い自民党色を纏って擁立された石原氏の印象は、正直良くありません。なにより、派閥の圧力に屈した形で出馬を断念した谷垣氏の構図は、引き摺り落としたようにも見えてしまいます。
そして、谷垣執行部のNo2にいながら今回の出馬という極め付けです。
私も講演など訊いたことがありますが、石原氏は能力者であり抜群の知名度を武器に持ち、優秀な政治感覚も有されている自民党の代表的議員だと思います。
ですが、今回は・・・という印象です。
以上の印象論からも二人に絞られるわけですが、一番の理由はやはりどの分野に力を発揮する政治家かといことです。
今ある危機として、尖閣をはじめとする領土問題など国防、危機管理に強い政治家が求められますが、こうした分野に強いのが防衛大臣、防衛庁長官を歴任してきた石破茂氏、北朝鮮の拉致問題に取り組み、その圧力として経済制裁を実現させた安倍晋三氏です。
安倍氏については、体調により1年で辞任されてしまいましたが、政治家として首相として、憲法改正のための国民投票法、60年ぶりに教育基本法を改正し、危機に対応できるよう防衛庁を防衛省に格上げした実行力者です。
今回の自民党総裁は、次期首相候補ともいわれていることから、こちらも目が離せません。