基礎的事業(廃棄物処理行政)が地に足がつかない状態では新規事業の展開さえも覚束ない!わたしが一般質問で廃棄物処理行政を取り上げる背景。
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
休会日の今日は、一般質問の調製。
質問内容もさることながら、調製していると資料や数値を出さざるを得ず、私は頭に入っているのでもちろん理解できるのですが、いきなり質問を耳にしただけだと理解不足になってしまうやもと思い、
これまで確認してきた資料の数値を全部まとめて、それを資料に落とし込み、必要な数字だけをピックアップして計算式を当てはめて・・・と一枚の資料にまとめることにしました。
※29日の一般質問当日に公開するので、拡大いただいても文字を認識いただくことはできません。公開まで今しばらくお待ちください。
さて、今日のタイトルについてです。
今日は頭を整理する意味でも、わたしが今回の一般質問で廃棄物処理行政を質問に取り上げるに至った背景について書きたいと思います。
はじめに、先日の骨太方針に示された『幼児教育無償化』など、今後も新しい政策がどんどん誕生していくことになりますが、産業の高度化に伴い、社会的リスクが増大したことや、人々の生活様式が変化し、都市化した文化生活を営むことになった現在においては、もはや必然の帰結だと思っています。
そして、報道されている消費税増税をはじめとした財源確保、および負担については、国、地方公共団体、そして国民がきちんと考えていかねばならないことだと思います。
こうした新規政策の実行については、国や地方公共団体が担う基礎的な事業が的確に、そして、遅滞なく実施されていることが大前提となることはいうまでもありません。
なぜなら、基礎的事業が地に足がつかない状態では新規事業の展開さえも覚束ないからです。
成田市においても、今回の骨太方針に関わる政策を始め、成田国際空港政策の推進、市場移転、附属病院建設、新駅構想などこれから様々な新規事業を展開していくことになります。
ですが、そうした中においてわたしは、今定例会議において、そうした新規事業については敢えて取り上げず、自治体の担う基礎的行政である、『廃棄物処理行政』に注力することにしました。
この廃棄物処理行政は、警察行政・教育行政と並び、自治体が担う基本的な事業であり、その歴史はとても古いです。
あまりにも基礎的なので派手さこそありませんが、ゴミ処理が日常的に適切に行われることの重要性について疑う人は、まずいないと思います。
この廃棄物処理行政については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律という国法を基に、国・地方自治体・国民が負うべき責務が法定されています。
本法第1条には、廃棄物処理行政の目指すものは「廃棄物の排出を抑制し、及び廃棄物の適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をし、並びに生活環境を清潔にすることにより、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ること」とあります。
そして、この目的を達成するために、それぞれが法定された責務を全うすることになるのですが、現在は、「生活環境の保全及び公衆衛生の向上」のみならず、循環型社会の構築とその持続、そして災害廃棄物への広域的対処など、行政が担う廃棄物処理行政の重要性はますます高まっています。
成田市のごみ処理の基点は、言うまでもなく「成田富里いずみ清掃工場」です。
その「成田富里いずみ清掃工場」は平成24年10月1日に稼働が開始されたばかりなのですが、すでに年間計画処理量を1割上回っています。
このため、一部のごみ処理を民間の処理業者に委託しており、新たに税金から年間約1億円もの委託費を支出するという事態が発生しています。
そこで、この新規に稼働したばかりの同施設の稼働状況について確認しながら、成田市の廃棄物処理の計画の整合性、実績と計画との乖離などについて質問していこうと考えた次第です。
まだ交通整理に時間がかかりますが、しっかりと準備をしたいと思います。
この後は商工会議所青年部の委員会、忘年会に出席です。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む