教育長には、新学習指導要領への適切な対応をお願いしたい。
今日は5人が登壇し、今定例会議で通告した17名の一般質問が終了しました。明日からは、各所掌委員会へ付託された2議案を除く議案審議がスタートします。
さて、この2議案(人事案件)については申し合わせにより、一般質問最終日の今日、採決を行いました。
その一つ、「教育委員会委員の任命の同意を求める件」で、任期を終える佐藤玉江氏を引き続き委員に任命することについて諮られました。
採決の結果は全会一致で同意。
佐藤氏は平成21年から教育行政に携わり、女性教育長として議会サイドから見ても目を見張るほど、その重責を果たされました。
私自身も、前職が予備校講師ということもあり、教育問題には積極的に取り組んでいますが、教育行政は今、新学習指導要領のもと、ゆとり教育からの脱却を図るべく、30年ぶりに授業時間数が増え、教科書のページ数が4割増加するものもあるなど、教育現場に大きな課題が突きつけられている状況にあります。
さらに、教育基本法の改正を受けて「伝統文化」といった新しい要素も盛り込まれるなど、まさに過渡期を迎えています。
その意味でも、再び任命された佐藤氏には、これまで以上の力を発揮して頂き、こうした改訂に対し、児童生徒たちはもちろん、教育現場で働く職員の皆さんが混乱をきたすことがないよう、教育長として引き続きしっかりと舵取りをお願いしたいと思います。