成田市収賄事件調査・再発防止委員会が発足
先日の事件を受けて、成田市収賄事件調査・再発防止委員会が発足され、昨日8日に第一回会議が開催されました。
会議概要としては、収賄事件の情報整理と共通理解、そして不祥事発生の原因と課題究明のための下部組織(調査部会、制度改革部会、倫理部会)での研究事項の整理になります。
調査部会は、事件の要因の検証。
制度改革部会は、入札制度や事務手続きの改善点の検証。
倫理部会は、公正な職務執行のための制度活用と倫理観の検証。
を行っていくようです。
また、今委員会において、今年度から制度化した『最低制限価格の事後公表』を取り止めることが決まりました。
これにより予定価格・最低制限価格を『事前公表』するため、今回のようなケースは払拭されることになりますが、最低制限価格で全社が入札し、くじ引きによって業者が決まるという、入札現象が再び起こる可能性が出てきます。
個人的には、そもそも全ての案件に最低制限価格を設定すること自体が、合理性を欠いていると考えていますが、その他にもいくつか気になっていることがあることから、捜査状況を注視しつつ、適宜発言に代えていければと考えています。