航空機騒音もさることながら、カエルの騒音もなかなかのもの。
こんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
成田空港は内陸空港であるため空港周辺には騒音が発生するため、騒音測定器を法定で13局、無指定区域に12局の計25局を設置し、定期測定を行っています。
27年度の成田空港の発着回数は23万1590回と26年度よりもおよそ7千回増加したのですが、ほとんどの測定局において騒防法の基準値を満たしていることがわかります。
この背景には航空機がどんどん低騒音化・中小型化していることにあり、また、騒音レベル別国際線着陸料金制度の導入も作用し、当時70%を占めていた747といったジャンボジェットの運行比率はかなり減ってきています。
上図からA320の台頭を確認できますが、この機種はLCC(格安航空会社)に採用されることが多い機種であり、このことからも成田空港におけるLCCの占める割合が多くなってきたこと、成長分野であることを垣間見ることができますね。
そして、北羽鳥地区の5月、本城地区の9月。
この時期だけ上がっている要因は、局の設置場所がそれぞれ田園、市街地のため、なんと5月はカエルが、9月はコオロギの鳴き声が大きく騒音レベルに影響しているとのことです。
音の質が違うので航空機騒音と、虫の鳴き声を一概に比較することはできませんが、我が家も目の前に貯水池があり毎年カエルの大合唱なのでわからなくもありません。
それにしてもこうして数値化されると、カエルの騒音たるやなかなかのものであることがわかります。
さて現在、成田空港は機能強化に向けて四者協議会で議論されており、その中には夜間飛行制限の緩和など騒音地域住民の皆さんに影響する事案もあります。
そうしたころからも、こうした基礎データはとても有効であり、継続的に測定することで環境に配慮した騒音対策を実施し、早期機能強化を実現できるよう、微力はありますが、議会をはじめ機会の度に声を上げていきたいとおもいます。
それではまた明日!