入札不調への対策を!
本日をもって、議会が閉会しました。
今日の流れは午前中に全員協議会、午後から本会議、
討論、採決、その後、発議案、追加議案の審査、本会議で採決。
追加議案では、新山保育園大規模改修工事、
成田市立吾妻小学校西棟大規模改造工事、
平成26年度成田市一般会計補正予算(第3号)、
の3議案が上程されました。
上二つは、前回の入札が不調に終わってしまったため、
再度、積算を見直し、入札をかけて業者が決定したというもの。
そして、補正予算も京成のバリアフリー事業の入札が不調に
終わったため予定通りに終わらないため繰越明許を設定するというもの。
執行部の説明によると、この時期にはしばしばあることで、
当時の設計単価から部材が高騰するなど、
予定価格が合わなくなったこと、
業界の人材不足などが原因ではないかとの分析でした。
とはいえ、昨年末の台風被害の災害復旧工事も入札不調が相次ぎ、
ようやく、先月になって入札が再び行われ請負業者が決まっています。
成田市の設計単価は、年に2回見直しをしている
千葉県の単価を参考にしているとのことでしたが、
入札参加可能な会社が1社も入札しないという事実は、
適切な積上げがなされていたものの、およそ民間感覚のそれではなかった。
ことの証左なのですから、頻発する入札不調への対策が求められます。
入札不調による事業の滞りは、直接市民サービスへも影響します。
だからといって、下駄を履かせれば良いというのではなく。
常に最新で、適切な設計単価による積算をすべく、
見直しを適宜行っていただきたいと思います。
成田市議会議員
雨宮しんご