JAL・ANAの9月国内線は約45%減便。飛行機内感染事例にみる「授業スタイル」への憂慮。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
平時の成田空港であれば繁忙期であったはずのお盆休みは、コロナ禍により壊滅状態でした。
成田国際空港株式会社(NAA)は、毎年発表していたお盆休み期間中の国際線の利用者予測(混雑情報)を発表せず。
長引く利用客の落ち込みで、7割程度の店舗が休業しているほか、営業している免税店や飲食店も売上が例年の5%程度に留まるなど、いよいよ撤退する店舗も出始めているということです。
また、日本航空(JAL)と全日空(ANA)のお盆期間中の国際線予約数は、前年同期比で96%減とのこと。
厳しい状況が続きます。
JALが9月国内線の3割減便、ANAも45%減 感染者増加で https://t.co/38vbPXQGAm pic.twitter.com/QiPoZv5MTr
— ロイター ビジネス (@ReutersJapanBiz) August 14, 2020
さらに、このところの新型コロナウイルス感染者数の増加を受け、需要の伸びが想定を下回っていることから、
●JALは、9月11日からの国内線5353便を減便・運休
●ANAも、9月全体の国内線を1万445便を減便・運休
すると発表しました。
これにより、両社とも運行計画の45%程度に留まるということです。
一方、国際線は需要の見込める北米・東南アジア路線を中心に9月から97便を増便すると発表がありました。
さて、国内線の減便についてですが、政府は強引に「GOTOキャンペーン」を推し進めることで食い止めようとしていたのですが国民の社会経済活動は戻らず、需要と供給のバランスを変えるには至りませんでした。
メディアが新規感染者数ばかりを煽っているので、「旅行しながら感染防止」ではなく、「感染防止」にのみ考えが至ってしまうのは当然だと思いますが。。。
ですが、事実として感染者が再び増加傾向にはあるので、このままでは「GOTOキャンペーン」の本来の効果は見込めないでしょうから、別の方策を考えるか、感染者数が減らない限りは、航空・観光業界の回復は遠いと言えるでしょう。
そして、数日前の記事ですが気になったことがあるので、以下に共有します。
国内線の飛行機で前後の席に乗り合わせた人同士が感染です。
千葉県によりますと、13日に八千代市の40代の男性が感染していることが確認されました。
男性は3日に成田空港に到着した国内線の飛行機に乗っていて、この男性の前の席に座っていた20代の男性警察官が9日に感染が確認されたため濃厚接触者として検査を受けていました。2人に面識はなく会話もありませんでした。(テレ朝)
航空機は3分ほどで空気が循環しているので比較的感染リスクは低い、とされていただけに嫌なニュースです。
また、個人的に気になったのは「会話もなかった」という点です。
これは、お互い前を向いていた状態で感染したことになります。
つまりこの事実は、新型コロナウイルスの感染防止対策の一環として従来の対面スタイルから新たなスタンダードとなっていた授業スタイル(全員が同じ方向を向いているスタイル)を否定することにはならないでしょうか。
私の考え過ぎ、稀有な事例であったと願うばかりです。
引き続きこうした事例にもアンテナを張り、政務調査対象に組み込んでいきたいと思います。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む