教育民政常任委員会視察 最終日
教育民政常任委員会行政視察最終日となった今日は、千歳市の子育て総合支援センター「ちとせっこセンター」を視察訪問しまししうた。
保健福祉部子育て支援室子育て総合支援センターの高田係長に説明いただいたのですが、当該施設は認可保育所、児童館・学童クラブ、地域子育て支援センターなど様々な機能を有する地域子育ての支援拠点となっています。
こうした施設整備の背景には、千歳市の平均年齢が41.3歳と若い世代の子育て家庭が北海道内で一番多い一方で、核家族率が61.3%と高いこと、さらに、転入転出率が11%と高く推移しているため千歳市に住み慣れない子育て家庭が多いことなどから、行政が地域で子育てを支えるという政策を打つことには合点がいきました。
説明後には実際に支援センターを視察させていただきましたが、様々な機能を一つのセンターが担っているため各施設が有機的に連携されており、利用者視点からは「ここに来れば適所にて適切なサービスを受けることができる。」という印象を得うる体制が整備されていました。
翻って、行政サイドとしても当該施設に子育て支援に関する機能を集約することで情報を一元的に把握することができ、それにより迅速な対応ができるようになったということでした。
数点の質問を飛ばしましたが、こうして施設を集約させてしまうことで利用圏を狭めてしまい、整備地区の選定によっては市民から不平等感を与えかねないため、成田市で進めるならば、はなのき台地区を筆頭に子育て世代が多く集まる地区が点在していることから、地域に応じて機能集約を図ることで迅速かつ地域に応じた対応を講じることできるのではないかと思いました。