教育民政常任委員会視察 初日
今日から教育民政常任委員会の行政視察に北海道に来ています。
初日の今日は旭川市役所でパークゴルフの現状について説明いただき、
各コースの視察を行いました。
パークゴルフはすでにメジャーな競技として多くの方々に認知されているため、今さら説明するまでもないかもしれませんが、北海道幕別町で1983年に考案されたスポーツで高齢者を中心に親しまれており、生涯スポーツ、高齢者の健康増進として全国の自治体が注目しています。
成田市内にもパークゴルフ場は2つありますが、視察した旭川市には民間も入れると18のパークゴルフ場があり、コースに至っては441ホールもあるなど、さすがは発祥の地だと圧倒させられました。
最大は嵐山パークランドで、なんと72ホール(8コース)が整備されており、指定管理者によって運営されています。実際視察させていただきましたが、平日火曜日にもかかわらず駐車場はあふれ、100名以上がプレイを楽しんでいました。
私としては担当課に対し「高齢者率と利用者の相関関係」や、「延べ利用者数ではなくユニークユーザの数」、「人口減少に伴によって利用者にどのような影響が出ているのか」といったことを質したのですが、明確な回答は得られませんでした。
まず、高齢者率の関係では、高齢化率27%という中において利用者割合が60代、70代で8割を超えていることから伺いました。
次にユニークユーザについて質した理由としては、いくら延べ人数が年間4万人だったとしても同じ方が年間パスポートを使って何回も楽しんでいる傾向があり、それを踏まえると一部の市民のために市内に18ものパークゴルフ場を設置することが政策として住民に不平等感を生んでいないかを人口割合から判断したかったためです。
そして人口減少との相関は、人口減少傾向に転じた時期と利用者が減ってきた時期が重なっていたため質したところです。
生涯スポーツの推進と健康増進という意味では非常に面白いスポーツであり推進していくべきだと思います。
ですが、今日の視察先の一つには、立ち上げの整備から運営までを行政に頼らずNPOで行っているパークゴルフ場もあり、こうした案件に留まらず、行政としてどこまでフォローすべきなのかを考えさせられたところです。