議会運営委員会行政視察三日目
最終日の今日は、日経グローカルで議会改革度全国9位の佐賀県嬉野市の議会改革を視察、平成21年に施行した議会基本条例と政治倫理条例について研修を受けさせていただきました。
議会改革基本条例の制定はある種の流行のように一気に広まっているのですが、実は他自治体の条文をコピー&ペーストしただけで、実が伴っていないものも多いのですが、議会改革を議会主導で推進してきた証ともいえるかと思いますが、本日は6名の議員が直接視察に対応してくださいました。
議会基本条例の特徴は、そもそも議会とはどうあるべきなのかを整理したものであり、大きく「住民参加」「情報公開」「議会機能の強化」があげられます。
成田市議会は議会基本条例を制定していませんがインターネットで本会議・委員会を公開(傍聴も可能)、政務調査費の公開、視察研修の報告書の公開、議長交際費の公開など「情報公開」については比較的進んでいます。
その意味では他の二項目、「住民参加」を実現するための情報公開の継続と議会報告会、「議会機能の強化」としての反問権の付与と議員間の自由討議といった部分を成田市議会としても検討していければと思います。
また私自身、議員となる前から訴えていた部分でもありますが「議員定数の在り方」をはじめ旧態依然とした議会運営を改革すべきであるというスタンスですので、今の立場をフル活用し、口先だけではなく具体的なアクションを起こせるよう模索していければと思います。
そのほかにも精力的な議会改革に取り組んでいるようでしたが、議会改革を真剣に進んでいくということであれば、議会運営委員会だけでは機能上の限界を感じます。
その意味では、成田市議会において議会改革を進めていくのであれば、改革の精度とスピード感あげるためにも特別委員会や研究会を設置し、議会改革についてのみ議論する会議を設けることが第一歩となるように感じましたので、成田市議会の議会運営委員会、また会派の中で声を上げていければと考えています。