台湾に研修団として参加し四日が経過しました。

台湾の方々の親日ぶりについては日記の中でも既にふれていますが、表敬訪問時や現地の方々と交流させていただく度に「親日」を感じます。

移動は基本的に外交部（日本の外務省）のバスを使わせていただいているのですが、我々が通るメイン通りに等間隔で国旗や団旗が掲げられいたことに今日初めて気づき、再認識したところです。

さて、今日は立法院（日本の国会議事堂）を表敬訪問し、副秘書長（衆議院事務総）から台湾の議会制度や改革の変遷についてご説明をいただき、その後院内を視察せていただきました。

その後は、現在の馬英九総統率いる政権与党の『国民党』、続けて第一野党である『民進党』を表敬訪問しました。

　　　　
国民党本部にて

各党の広報幹事長他、議員の方々との意見交換を行いましたが、来年の１月１４日は総統（大統領）と立法委員（国会議員）同時選挙まであと７９日ということもあり、両党とも互いのイデオロギーや政策についてけん制しあう内容が多く、ピリピリとしていした。

民進党本部にて

台湾は半大統領制を敷いていますので、総統（大統領）が行政院長（首相）を任命する形になるため、来年の選挙は両党にとっても大きな転換点になりますので、注目したいと思います。

さて、４日間を通して台湾政府関係各所への表敬訪問日程をすべて終え、午後からは外交部（外務省）に移動して座して研修会に参加しました。

まずは外交部亜東関係協会の彭会長から歓迎の言葉と「日台関係の回顧と展望」について講演をいただきました。

引き続き、何思慎教授から「馬政権の対日関係」について講演をいただき、最後に台湾大学日文系の学生たちとの座談会に夜間まで参加し台湾文化への見聞を深めたところです。

今夜は団体各所とのレセプションは予定されていませんでしたが、台湾政府の取り計らいにより、青年研修団の送別会を開催していただき、台湾での最後の夜を政府や関係機関の方々との懇親を深める大変有意義な機会を得ることができました。

それでは明日、日本に戻ります！！