議会運営委員会行政視察初日@山口県 山陽野田市
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
更新が滞ってしまい申し訳ございません。行政視察に行っていましたので報告を含めて更新していきます。
議会運営員会行政視察初日の今日は、民間セメント発祥の地である山口県山陽小野田市を視察、議会政策討論会、議員間討議、市民懇談会、市議会モニター制度について取り組みや運用状況について説明いただきました。
当該市議会は全国でもトップクラスの議会改革を進めており、その原動力となっている現職議員の皆さん自らが説明から質疑応答までご対応くださいました。
今回ご説明いただいたのは
議会運営委員長 大井議員
広報公聴委員長 中村議員
(ご多用にも、快く対応いただきありがとうございました。)
山陽小野田市が取り組んでいる「議会政策討論会」について取り上げたいと思います。
市にかかわる大きな政策課題の取り扱いについては、常任委員会とは別に特別委員会を設置することで対応するのが通例の議会運営とされているのですが、山陽小野田市では「政策討論会」を設置し、対応しているということでした。
政策討論会の性質は、課題に対して、判断せず、結論を出さず、視点は自由、質より量を歓迎するというまさにブレインストーミングのような場になります。
過去に討論会で議論されたのは、学校給食共同調理場の是非、議員定数、市の将来像の3点、質問を飛ばしながら確認したところ、大きな政策課題に全議員が議論に参加できることを担保するために討論会が実施されているようでした。
成田市議会では、成田国際空港の機能強化をはじめ、医学部設置など大きな政策課題については特別委員会を設置することで対応しています。
定数を10名程度に絞り、各会派からその構成割合ごとに選出するようにしているのですが、これは議論を肥大させ過ぎずに収束へと向かわせることを意図しています。
よって、まずは会派として政策課題について意見・方向性をまとめ、委員となったメンバーが会派の考えを委員会で表出するという流れになります。
個人的には今の成田市議会の運用であっても議員個人の意見が反映されにくいとは思いませんが、現在議論している議員定数については、会派としての見解というよりは、より議員個人にかかわる問題ですので、こうしたマターについて議論を深める場合は、山陽小野田市の取り組み精神を参考に、柔軟に対応できるようにすべきではないかと感じました。
その他にも、議員間討議、市民懇談会、市議会モニター制度の活用、議長任期4年制、議員定数削減の議論・手法など幅広く先進事例についてご説明いただきました。
市民のための議会として、今何ができるのか。
この精神は、全国どの議会にも通じるものであり、議員本位、自己満足による議会改革をすることが目的の改革とならないように、それぞれの効果性についても議論をしていきたいと思います。
そして、今夜のホテルはこちら。
今話題の著書を読んでみたいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む