教育民生常任委員会の行政視察 二日目
教育民生常任委員会の行政視察二日目の今日は、富山市にて「お迎え型体調不良児保育事業」について説明をいただき、とやまこどもプラザを視察させていただきました。
お迎え型体調不良児保育事業は市長発案によるもので、従前はそれぞれの保育所に病児保育を実施すべく取り組んでいたようですが、各保育所への看護師の配置、コスト面が課題となったことから拠点施設を別途整備しお迎えに型にすることで集約して対応に当たるという事業です。
この10月から実施される予定のこの事業内容は、児童が保育所利用時に体調不良をきたし、保護者が対応できない場合に拠点施設の職員が代わって保育所に迎えに行き、保護者到着までの間、子どもを預かるというものになります。
このお迎えにいくという概念が国にはないため、市独自の取り組みになります。
子どもは急な発熱や体調不良になることが多いことから、働いている最中に連絡がかかってきてもなかなかなすぐ迎えに行くことができない、働く保護者には助かると思います。
富山市では90か所の保育所のうち体調不良児対応(病児保育)が33か所整備、60か所が無整備とのことで、このうち30園が中心街に位置されているとのことで、概ね4000件/年のニーズがあるということです。
今回の政策は、無整備30園への応急処置的な対応として拠点を整備しようとするもので、今後も各園への病児保育事業の実施に向けて予算措置を図っていくということでした。
なんとも感服してしまいます。
成田市における病児・病後児保育の整備状況は、市内一か所、大栄地区のクリニックにお願いできているだけであり、圧倒的にキャパが足りていません。
その意味において今視察は、成田市よりも一歩も二歩も先に進んだ事業であり、当該政策の前に病児・病後児保育の推進を図っていけるよう、委員会としても声を上げていくことの必要性を感じた次第です。
成田市議会議員
雨宮しんご
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む