会派視察二日目 アジアワールドエキスポ
国慶節という中国のGWともいわれる大型連休
とぶつかり、さらには香港は大規模なデモが
各地で行われている最中ではありましたが、
二日目の視察、フェリーで香港へ。
アジアワールドエキスポを視察させていただきました。
こちらは、香港国際空港に隣接しており、
電車で直接会場に行けるように設計されています。
国慶節で休みにも拘らずアテンドいただいた担当者に
よると、アジアで最も利用頻度が高いコンベンション・
エキシビジョンセンターで、2005年にオープン後、
様々な展示会やイベントが開催されているようです。
※ 過去には、GLAYもライブをしているようです。
多目的屋内会場「アジアワールド・アリーナ」をはじめ、
太陽光やLEDなど環境にも配慮した設計となっている
10の展示会・イベントホールなど、計7万㎡のスペース
を備えています。
(名称的には11ホールまでありますが、4番ホールがないため
実質的に10ホール。香港では4と13は縁起が悪いようです。)
また、ホール内部は柱のない構造となっており、
利用者にも使い勝手がいい設計になっているようです。
そして利用者という意味では、空港に隣接しているだけではなく
30分圏内に都市部があり、また、1万室以上のホテルが整備
されているとのことでした。
2年後には空港からマカオまで橋がかかる予定など、
今後も交通網整備が進められるとのことでした。
成田市においても、空港、圏央道、北千葉道路、
スカイアクセスと交通網が整備されようとする中、
ホテル、空港という視点からは、ここアジアワールドエキスポ
が参考になるのではないかと思います。
都市部(30分圏)にコンベンションセンターがあるものの、
空港に隣接しているという強み、利便性を活かして高稼働率を
誇っており、ホテルなど周辺経済に大きく寄与していることが
うかがえました。
農業をはじめ、成田の特性を活かした仕組みを構築できれば
カジノのないMICE施設のみでも勝負ができるのではないか
と感じた次第です。
成田市議会議員
雨宮しんご