MICEは箱モノではなくインフラ!! 成田市でもMICEを推進すべき!!
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
(11月20日に遅れて更新です。)
成田市の銘菓、なごみの米屋とジェットスターのコラボどら焼きを機内でいただき、今日から総務常任委員会視察で北海道に来ています。
札幌市役所に到着後、MICEへの取り組みについて札幌市経済観光局MICE推進部の方より説明いただきました。
直行便の就航をはじめ、ビザの緩和、免税制度の拡充が後押しするカタチで北海道への外国人旅行者数は平成24年の68万人から210万人に増えているとのことでした。
一方で意外だったのが、北海道外からの国内旅行客は250万人減っているということで、現在は国内観光誘致策に力を入れているということでした。
さて、札幌コンベンションセンターの実績についてですが、2016年は115件の国際会議などを誘致し、国内で8位、またインセンティブツアー誘致については78件で13233人とのことでした。
コンベンションセンターの敷地面積は、4.1万平米とMICE施設の標準とされる5万平米には若干劣りますが、APECなど政府系会議や国際会議、学術会議の誘致実績だけではなく、企業ミーティングや中小規模のコンベンション利用が多く、稼働率は80%とのことでした。
さらに、札幌市は今年度からは集客人数など実施内容などに応じてポイント化、それに応じて受給できる助成金を300万円から最大1000万円まで拡充し、取り組んでいるとのことでした。
また、この助成金は北海道にも同額同趣旨のものがあり、主催者は札幌市と北海道からそれぞれ同額を受給でき、費用軽減に役立っているとのことで、道市連携が図られていました。
助成金の評価ポイントで興味深かったことは、「何月に実施するのか」に大きな点数配分がされていることです。北海道のハイシーズンが7月~9月のため、観光閑散期である秋冬時期に国際会議や展示会を開催して取り込むように誘導しているということでした。
これにより、MICEの経済効果は国際会議、インセンティブツアーで100億円/年に達しているとのことでした。
札幌コンベンションセンターの総事業費 200億円。
施設の償還は市が担うも、稼働率も安定し指定管理者は毎年1億円は市へ戻していて、ランニング的には黒字経営となっています。
MICE施設単独での施設の償還は難しいですが、箱モノとしてではなくインフラの一つとしてMICEを捉えることで、経済振興の柱の一つになり得るのではないかと思います。
国際線の基幹空港として、またLCCの進展により国内線も充実している成田国際空港を有する成田市には、大いにMICEへチャレンジできるは環境が整っていると思いますので、持ち帰り検討したいと思います。
札幌市議会室から見えた札幌時計台は、初めて見る角度でありとても新鮮でした。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む