カルフォルニアエネルギー委員会を視察、ついでにシュワちゃん知事で一躍有名になったカルフォルニア州議会棟を見学。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
海外視察最終日の今日は、ホテルからバスで片道2時間。
カルフォルニア州のサクラメント市にてカルフォルニアエネルギー委員会を視察しました。
(視察30分前に到着したため、視察隣接地にあったカルフォルニア州議会棟を足早に見学させていただきました。有名なアーノルド・シュワルツェネッガー州知事の写真もありました。)
さて、カルフォルニアエネルギー委員会を視察です。
再生可能エネルギーを普及させることで、ネット・ゼロ・エネルギー(年間のエネルギー消費の収支をゼロにすること)への取り組むために、委員会において州のエネルギー政策、将来エネルギーニーズの予測、再生可能エネルギー技術支援を含む活動を行っている機関になります。
2002年に再生可能エネルギーの推進を法令化し、2017年までに20%を達成するとしていましたが、2006年に見直しを図り、2010年までに20%を達成するように目標を掲げ達成。
その後2011年に2020年までに33%を達成するべく取り組んでおり、中期目標として2030年までに50%を再生可能エネルギーとするという目標を設定し取り組んでいるとのことで、現在は29%にまで達しているということでした。
一見すると無謀にも思える目標設定に思えるのですが、担当者によると、カルフォルニア州はアメリカの10%の経済を担っている州であることから、率先して取り組むことは社会的意義が大きいと目標達成に向けて意欲的だったことが印象的でした。
そして、過去には取り組みを怠ったとしてカルフォルニア州に拠点を置いている自動掃除機を製造している「ルンバ」に対し100万ドルの罰金を科したこともあるとのことでした。
また、クリーンエネルギーの推進は他にも期待されていることがあり、カルフォルニア州で想定されやすい干ばつなどにより水力発電、原子力発電が制限される事態になったとしても、現在取り組んでいる太陽光を主力としたクリーンエネルギーとの組み合わせにより、州の電力供給に不足が生じないほどまに整備が進んでいるということでした。
ただ、再生可能エネルギーに要するコストは従来の電力発電施設と比べてコストがかかることから、こうしたバランスを考慮していくとのことでした。
太陽光の推進は成田市でも推進しており県内屈指の補助金制度も創設していますが、
住宅用省エネルギー設備設置費補助
住宅の屋根に設置されている程度であれば問題ありませんが、メガソーラー発電など一定規模の土地にソーラー施設を整備すると、景観を損ねることから煙たがれていると印象を持っています。
その意味では、広大な土地を有しているアメリカだからこそのスピード感といえると思います。
クリーンエネルギーの普及促進は、環境への負荷低減・地球温暖化防止など、環境の保全に寄与することから、景観に配慮しつつも更なる普及促進ができるよう提案を続けていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む