米国一住みやすい街ポートランドの都市計画、景観形成について山崎満広氏が学ぶ
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
まずは昨日の午後の視察報告から。
昨日午後は、ポートランドの街づくりとして、都市計画、景観形成についてポートランドの元市開発局(PDC)で、PLACE studioに在籍、International strategy directorの山崎満広氏からお話しを伺いました。
全米一住みたい街ポートランドの街並みは口では建物だけではなく、ランドスケープ・デザインがしっかり施されていることにあるということでした。
ランドスケープは、景色や風景という意味であるが、建築およびデザインの分野では、都市における広場や公園などの公共空間のデザインをいう。セントラルパーク(ニューヨーク)を設計したオルムステッドが名付けた“ランドスケープ・アーキテクト”などと同様に、庭園の計画・設計分野で用いられた呼称である。
近年、多くの都市再開発事業が行われ、様々なランドスケープ・デザインを身近に見ることができる。2006年2月にオープンした東京・渋谷区の表参道ヒルズは、周辺の景観との調和に配慮された低層建築である。屋上には庭園が設けられ、植栽が成長するとケヤキ並木の緑と一体化するという、まさに景観のデザインが実践されている。
(武正秀治 多摩美術大学教授 / 2007年)
その成果は数字にも表れており、現在の人口60万人から、2030年には100万人増えるとのことで、流入人口の属性で特徴的なのが、大学学位をもつ24~35歳が全体の33%も占めているということでした。
コンパクトシティを目指すポートランドは、車社会のアメリカにおいて景観が好ましくないと、車に頼らない街づくりを進めており、路面電車が市内に遍く敷設されており、レンタル自転車が各所に整備されていました。
こうした取り組みは日本でも千葉市や福岡市、つくば市などにおいても参考にされているということでしたので、帰国後にはランドスケープ・デザインという視点をもって訪れてみたいと思います。
さて、アメリカに来てから、視察→バスで移動→ホテル→バスで移動→視察・・・と続き、実際に自分の足で市内を歩けていませんでした。
時差16時間と時差ボケMaxで疲れているのに寝るに眠れない時間を過ごしていましたが、土曜日の今日は公務がないため、体を休めつつ、米国一住みたい街、ポートランドを少し散策しながら街づくりの様子を確認することができました。
それではまた明日!