メディアへのイメージ形成で勝利確約?東京都議選 都民ファースト大躍進について
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
藤井聡太四段が公式戦最多連勝記録30をかけた竜王戦でしたが、佐々木勇気五段に敗れてしまいました。
プロとして勝負の世界に身を置いていれば、負けも経験するものです。
それでも前人未到の29連勝をわずか14歳、中学3年生でやってのけてしまったのですから称賛は絶えないでしょう。
これからの長いプロ人生、更なる躍進を期待しています!!
さて、話題を東京都議会議員選挙に移します。
昨日の東京都議選は、自民党の歴史的大敗となりました。
34議席減の23議席と、公明党と同議席数で第二党へ転落。
一方で、都民ファーストの会が、推薦の無所属を含め55議席となり都議会第一党へと大躍進しました。
民主党が政権交代を成し得た時の選挙を彷彿させます。
正直、ここまで自民党が議席を減らすとは思っていませんでした。
既に安部首相が反省の弁をされていることからも、説明責任を果たしていない政権や、自民党国会議員の不祥事への批判が東京都議選に影響したことは言うまでもありません。
「このハゲ――――――!」
に至っては、何度「音声データ」を聞かされたことでしょう。
その効果たるや、子どもたちが真似をするほどにまで浸透しており、メディアの発信力の恐ろしさを垣間見ました。
そうした自民党の失態の受け皿となっての都民ファーストの大躍進ですが、そこには、ある種の「異常さ」を感じなくもありません。
告示の1週間前に落下傘候補で決まった都民ファーストがトップ当選。
都民ファーストという以外は、経歴もなければ、政策もなく、事務所住所も公開されていない、いわば得体のしれない候補者も出馬、めでたく当選という候補もいました。
地域の声を都政へと運ぶ担い手、その代表者たる政治家の4年に一度の選択が、本当にそれで良かったのでしょうか。
政策課題への議論や政策論争はほとんど報道されることなく、兎にも角にもメディアへのイメージ形成が成功した政党のみが勝利するという構図が、国政に留まらず都政にも降りてきました。
今回の旋風に伴い、政党云々、真摯に活動されてこられた優秀な現職の方々の落選を目の当たりにし、政治の劣化が進まないかと、さすがに憂慮してしまいます。
当選された都民ファーストには、あらゆる方面で活躍されてきた方々のその手腕に期待する半面、そうした新人だけではなく、自民系10人、民主系16人と各政党からの離脱組が半数を占めています。
これからのポスト争いや、政策課題への方針、考え方の違いなどによる内部分裂が今にも始まっているのではないかと、そんことを思った東京都議会議員選挙でした。
まとまりませんが今日はこの辺で失礼します。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む