問われる政策センス。幼児教育無償化にあわせて就園義務化すれば「虐待」の抑止効果も見込めたはず!
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
昨日に予算特別委員会の審査がすべて終了したため、予備日の今日は会派政友クラブの会報誌発行に向けての準備や市内事業者の方々との打ち合わせ、商工会議所青年部メンバーとの意見交換に時間を費やしました。
さて、このニュースには本当にがっかりしました。
子ども2900人安全確認できず 厚労省調査、未就園児童ら
(©一般社団法人共同通信社)
昨年3月に東京都目黒区で船戸結愛ちゃん=当時(5)=が虐待死した事件を受け、厚生労働省は28日、健診未受診や未就園の子ども1万5270人を緊急安全確認調査した結果、自治体や学校が把握できなかったのは、昨年11月30日時点で2936人に上ったと明らかにした。
厚労省は「引っ越した後だったり、外国人児童が帰国していたりなどの理由で、11月30日までに市町村担当者が会えなかった可能性もある」とする一方、虐待のリスクも否定できないとして、引き続き安全確認を急ぐよう自治体に求めている。
調査が短期間だったことも未確認の子どもが多かった理由とみられる。
統計問題といい、この体たらくはいったい何なんでしょうか。
今回の緊急安全確認調査で把握できなかった2936人のうち、なんと85%が未就学児だったということです。
さて、先日も虐待に関する記事を更新させていただきました。
「児童虐待疑わしきは「1(イチ)8(ハヤ)9(ク)」連絡を!通報をためらう人が増えてしまうことの方が問題。」
https://www.ama-shin.net/blogs/policy/7611/
わたしは、幼児教育の無償化をやるのであれば、当然それに合わせて保育施設就園の義務化も同時に実施すると思っていました。
たとえば3歳、もしくは4歳から段階的に義務化をスタートさせていくものだと。。。
義務化までの議論の成熟が図られなかったこと、予算を組めずに見送ったとこも含めて本当に残念でなりません。
ただ、いかなる事情があるにせよ、少なくとも幼稚園もしくは保育園への就園を政府としてしっかり周知し、促すべきではないでしょうか。
子どもの健全な成長を社会が担っていくという観点からはもちろん、「虐待の防止」という視点からも、多くの大人の目が子どもに届くことで、そのリスクを相当に減らすことができるはずです。
こうしたところの政策センスのなさを感じ、今回の記事を見て悶々としてしまいました。
基礎自治体である市として、それを補う方法が何かないか、検討していきたいと思います。
今日は少し愚痴っぽい内容になってしまいました。
週末は晴れるようですね。
みなさん、おだやかな週末をお過ごしください。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む