活動日誌

大阪都構想否決。たった49%の支持か、それとも49%もの支持か。

日常のこと

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

大阪都構想に決着がつきました。

 

 

大阪の住民でもない私ですが、今日は傍から見ていて思ったことを書きたいと思います。

 

言わずもがなですが、大阪都構想は橋下徹氏が設立した「維新の会」の最大目標です。

 

一度目の住民投票が2015年5月17日に実施されて失敗、この責任をとって橋下氏は政界から姿を消すことになります。

 

その後、15年11月の大阪府、大阪市のダブル選挙で松井一郎氏、吉村洋文氏がそれぞれ当選。

「大阪に維新あり!」という民意が示されました。

 

そうした動きを受け、5年ぶりに挑んだのが今回の二度目の住民投票となります。

 

昨年、大阪に出張した折に維新の印象について聞いてみると、

「野党は話しにならない、自民党はだらしがない、だったら維新!」

という声が多く、事実、自民党ではなく維新の会が第一会派となっていたことに、その勢いを感じました。

 

橋下徹氏が去って5年の歳月を経ても強い維新は持続し、今回の新型コロナ対策においては吉村知事が多くのメディアに露出し、その実力が全国的に評価されているように感じていたのですが。。

 

それにしても、今回の住民投票は構図がいびつだったと感じています。

賛成に名乗りを上げたのは維新と公明党で、反対派には自民党と共産党などがタッグを組むという、国政との違いが鮮明でした。

 

民主主義は、時に残酷です。

僅差でありながら今回も反対多数となりました。

 

2020年

賛成675,829(49.37%)  反対692,996(50.63%)

 

2015年

賛成694,844(49.62%)  反対705,585(50.38%)

 

49%の支持があったとしても負けは負け、50%以上を勝ち取った反対派の勝者総取りが民主主義です。

 

今回の結果を受けて、橋下徹氏と同じく松井大阪市長は政界引退を選ばれるようです。

 

今朝のニュースに出演されていた橋下徹氏は、

「政治家は一生やるものじゃない。やりたいことに挑戦したり、目的を果たしたら民間人に戻るのは普通のこと。」

とコメントされていました。

 

プレイヤーとはいえ自分の人生ですから、その判断は尊重されるべきと思う一方、本当にそれでいいのか、支えてくれている支持者や支援者の想いもすべて放棄してしまっていいのか、維新のこれからは・・・と考えてしまいます。

 

だから、政治家の引退がなかなか進まないんだ!と叱られてしまうかもしれませんが、これで幕引きというのはあまりにも寂しい気がします。

 

49%の支持しか取れなかったのか。

それとも、49%もの支持を取れたのか。

 

ここをどう判断するかだと思います。

 

大阪は万博も控えています。

 

住民投票は否決されてしまいましたが、維新の会が否定されたわけではないと思います。

支持がある以上、大阪のあるべき姿がどうあるべきか議論を重ね、じっくり維新流の改革を着実に進めてもらいたいと思います。

 

だいぶ涼しくなってきました。

体調に留意しつつ、私も地に足を付けた活動に邁進してまりいます。

 

それではまた明日。

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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