総論賛成、各論反対の典型的な施設「廃棄物最終処分場」廃棄物最終処分場である君津環境整備センターを若手市議会議員の会メンバーと視察!
皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は副会長を仰せつかっている全国若手市議会議員の会 千葉ブロック研修会を君津市で開催、管理型廃棄物最終処分場である君津環境整備センターを視察させていただきました。
最終処分場はまさにゴミの行きつく先であり、成田市も当該施設に搬入させていただいています。
ゴミが排出された後、再生利用・焼却などの工程を経て排出量のおよそ2~3%が最終処分場へと運ばれているのですが、すでに現段階で
第一期埋立地は平成16年4月~で107万㎥(およそ東京ドーム一杯分)の90%が
第二期埋立地は平成25年1月~で93万㎥の70%がすでに埋立られているとのことです。
現場を見させていただきましたが、海水から水を生み出す装置を応用した最新鋭機器がずらりと並び、濾過された水を飲んで見せていただけるなど、最新技術による安全性を示していただきました。
課題は、管理運営や技術への不安を取り除く努力を積み重ねること、そして科学的根拠に基づく地域への情報発信やコミュニケーションを続けることで、理解を求めていくこと、とのでした。
管理型廃棄物最終処分場は県内に7箇所、もちろん新設は住民の反対などから難しく、できるとすれば既存施設の拡充しか方法がないとのことでしたが、拡充できそうなのもここの君津環境整備センターか、木更津のいづれかしかないとのことでした。
現在、君津環境整備センターでは、容量が足りなくなってきていることから更なる拡充に向けて三期工事を進めているようですが、これを受けて君津市、議会からは工事に反発する声があがるなど、「施設の必要性を感じる一方、自分たちの地域には要らない」という総論賛成、各論反対の典型的な施設であると、その難しさを痛感しました。
鎌ヶ谷市議会議員の針貝会長、千葉市議会議員の田畑事務局長と私を含む執行部のほかにも、木更津市議会議員の草刈さん、君津市議会議員の下田さんには、現場調整を含む当日運営までご尽力いただきました。
昨年から準備、大変ご苦労様でした!