活動日誌

海外での感染急増に対して制御できている日本人の「公共心」という誇り。

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

今日は勤労感謝の日、いかがお過ごしだったでしょうか。

 

私はこのところスケジュールが立て込んでいたので、午前中に打ち合わせや庶務をこなした他は、妻と食事に行ったり、本を読み進めたり、運動して汗を流したりとリフレッシュした時間を過ごしました。

 

さて、SNSをチェックしていると新型コロナウイルス感染症についての宮坂教授の発信が興味深かったので、引用しつつ言葉を加えて共有させていただきたいと思います。

 

ワクチン反対派の人たちは、アメリカ、イギリス、韓国などの例を挙げて、ワクチン接種率が上昇しながら感染者が再び急増しているので、ワクチンが効いていないと言います。

 

しかし、疫学的データからは、ワクチンはデルタ株に対しても明らかに良く効いていて、感染予防の有効率は少し下がっているものの、重症化を抑える有効率は相変わらず90%ぐらいあります。

 

これは世界的にそうで、例外はほぼありません。では、ワクチン接種が進みながら、なぜ感染が制御できていない国があるのでしょうか。

 

下の図は、アメリカ、イギリス、韓国、日本の感染状況とワクチン接種状況を比べてみたものです。

 

(アメリカが>10万人、イギリスが~4万人、韓国が~6万人、一方、日本は159人と海外と日本は比較にならない感染拡大抑制に成功していることが見て取れますね。)

 

アメリカ、イギリス、韓国は、いったんはワクチン接種率の上昇とともに感染が収まったかのように見えたのですが、社会的規制の大幅な解除を行った後は感染者が急増し、感染を制御することが出来ていません。

 

一方、ワクチン接種率が短期間に急増した日本は、現状ではこれまでの感染対策を維持しながら、なんとか感染を制御できています。

 

一番の差は、日本はこの間マスク着用を継続し、三密回避、対人距離の保持、手洗い、通風・換気の励行など、感染対策を緩めすぎることなく継続して行っていることです。ここが他国とは異なります。

 

日本では、デルタ株の流行に合わせてワクチン接種がうまく進んだことと、しっかりした感染対策を維持している、これらの二つが相乗的に働くことにより、今の状況に至っている、と私は考えています。

 

ワクチンの効果は大きく寄与しています。

 

個人レベルだけでなく、社会における感染伝播も有効に防いでいます。しかし、一部の高齢者、持病がある人ではワクチン効果が下がりつつある可能性があり、年末には追加接種(ブースター接種)が始まります。

 

このように宮坂教授によると、日本の衛生環境と真面目さが感染抑制に効果を発揮していると指摘していて、今後については

・ブースター接種は該当者は受けたほうがいい。

・これまでワクチンを受けていない方々も接種を受けるべき。

・一般の方々の追加接種は焦らず来年で大丈夫。

とされています。

 

確かに上図を見ると、日本の第5波の直前にはGoToが開始され、その後に感染急増で中止されましたが、やはり気を抜いて人流が増加することで感染者が急増しているので、このことは世界共通の現象と言えそうです。

 

そうなると、日本と同じようにワクチン接種が進んでいる海外では、どうして感染抑制ができていないのかというと、それはやはり日本人特有の『公共心』なんだろうと思います。

 

つまり、海外と比較して感染対策を緩めなかった人が多かったということです。

 

自分の身の回りに目を配り、他者の迷惑にならないように留意して、自身の行動を律していくというのは、日本人ならではの考え方ではないしょうか。

 

この「公共心」を悪くとらえる方もいらっしゃるかもしれませんが、海外と比較してこうして爆発的なデルタ株などの変異株の拡大を抑えることができた要因は、ここにあるのだろうと私は思います。

 

感染拡大が抑えられ、イベントなどが再開が行われる一方で、体温測定やアルコール消毒の徹底、COCOAの推進などが継続され、参加されるみなさんは、当然マスクをされています。

 

改めて、こうした日本人の「公共心」を誇りに思いますし、これからも大切にしていきたいと思った次第です。

 

さぁ、まだ完全収束となりませんが、もうすぐ経口薬も出てくると思いますので、気を緩めずに新型コロ助に立ち向かっていきましょう。

 

それではまた明日。

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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