活動日誌

度重なる緊急事態宣言に国民はついていくのか。接種率、病床率も考慮した対応を検討すべき。

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

東京では8月22日まで4度目となる緊急事態を発令する見通しで、酒類停止についても諮問するとしています。

 

昨日の東京都内の感染者数が920名となり、アルコール類の原則提供禁止という話から、一気に緊急事態宣言の発令まで話が進んだような気がしています。

 

「感染者数が増加したぞ!」

『よし!じゃあ、抑制するために緊急事態宣言だ!』

なんとなく、このような雰囲気が見て取れてしまいます。

 

一定の効果を発揮する緊急事態宣言を否定するものではありませんが、すでに当時とは大きく状況が異なっているという実情を捉えた議論の必要性を感じます。

 

具体的には、既にワクチンが高齢者を中心にかなり行き渡っている状況であるということです。

高齢者の70%近くの方が既に一回目の接種を終えている状況で、時の経過と共に2回目の接種についても同様の接種率まで達する見込みです。

 

次に病床利用率ですが、病床も逼迫しておらず、かなり余裕がある状況であるということです。

(千葉・東京以外も全国的には20%も達していないのではないでしょうか。)

千葉県の入院者数と新型コロナ対応のベット数は72%空いていて、重症者のベット数も83%の余裕があります。

 

一番多い、東京都もさして変わらず、入院者数と新型コロナ対応のベット数は75%空いていて、重症者のベット数も68%の余裕があります。

 

その意味では、選択肢としてイギリスのように「行動制限はしない」方針を取ることもありえると思いますし、いずれの判断においても国民が理解してついてきてくれるような丁寧な説明が必要になることは言うまでもありません。

 

そもそも感染者が0にならない限り、行動抑制を続けるというのには無理がありますし、オリンピックは開催するけど、お前ら国民は行動抑制してろ、企業やお店も我慢しろ、という一律の緊急事態宣言は、ここまでワクチン接種が進んでいる社会において、さすがに工夫がなさ過ぎるような気がします。

 

緊急事態宣言の発令は、秋の総選挙を意識してのディフェンス効果としては数字的な効果は高いと思いますが、緊急事態宣言後にジワジワと忍び寄る経済的ダメージは計り知れません。

 

高齢者のワクチン接種により死者数が減り、医療体制においてもひっ迫していない今、こんご感染者数については、いったい何人まで許容していくのかについて、政府見解をだすべきだと思います。

 

これは最終的には国民に問わなければならないのだと思いますが、一面では強引にオリンピックを開催する以上、この辺りの政府の思惑についても、説明がなされるか注視していきたいと思います。

 

さて、今回の諮問内容は、飲食店での酒類の提供は一律停止を要請する案を提示するとしていて、千葉県も酒類は原則停止し、知事判断で緩和可能というもののようです。

 

 

ちなみに、成田市のここ数日の感染者数はというと・・・

7/1  7人

7/2  9人

7/3  4人

7/4  3人

7/5  1人

7/6  1人

 

と、まん延防止に指定された7/2以降、一時からはピークアウトしてきていますが、成田市のマンボウ指定の解除判断は、もう少し経過をみる必要があるかもしれません。

 

この判断については、成田市においても近く協議されることになると思いますので、情報が入り次第すみやかに発信して参ります。

 

連日、地域経済団体の方々と意見交換をさせていただいていますが、まん延防止などによる人流抑制の影響により、更に厳しい状況になっているといった悲痛の声を耳にしています。

 

厳しい状況が続きますが、一日も早く日常を取り戻せるよう、これからもお一人おひとりの感染拡大防止行動をよろしくお願いいたします。

 

それではまた明日。

 

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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