どうなる成田市建設業災害対策協力会
先日私が行った一般質問に成田市建設業災害対策協力会の関する項目があり、記者から取材を受けました。
当該協力会は災害の発生が予想される場合の被害未然防止や、発生した場合の応急措置工事を実施するために、成田市と災害協定を締結していて、災害時には速やかに協力会が担っていただけることになっています。
ですが先の台風26号においては、協力会からは協力を得られず、対応できる建設業者が個別対応したのみでした。
この問題は2年前に一度協力会が解散した折にも取り上げ質問しましたが、再び解散の動きが出ていたことを受け、改めて台風被害のあった今議会で「同協力会の成田市としての位置づけと、連携体制について」質問をした次第です。
執行部からは、「協力要請したものの十分な機能が果たせなかったことを反省点として受け止め、今後同協力会と協議を重ね、協力しながら機能強化を図りたい」とのことでした。
同協力会は市内建設業約50社で構成され、災害時には市内を区分けして担当し作業マニュアルも整えていました。
また、こうした災害だけではなく、これからの時期、路面凍結時の塩化カルシウムの散布などもボランティアで適宜やっていただいていました。
建設業が構成する協力会は成田市だけではなく、全国の自治体でそれぞれ構成されているボランティア団体あり、災害時の応急措置工事など成田市においても必要な団体であることは言うまでもありません。
台風被害の爪痕を思い返す時、口先だけではなく、同協力会との協議を今後積極的に重ねることで、関係改善を図って欲しいと願ってやみません。
成田市議会議員
雨宮しんご