電話de詐欺、過去最悪ペース ― 若者も狙われています。
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
千葉県内で「電話de詐欺」の被害が深刻化しています。県警によると、令和7年(2025年)上半期(1月〜6月末)に確認された発生件数は562件、被害総額は約34億9100万円に上り、いずれも前年同期を大幅に上回りました。
被害額は前年より約20億円も増加し、県警も「過去最悪のペース」と危機感を募らせています。
注目すべきは、その手口の巧妙化です。
私のところにも連絡が入りましたが特に増えているのが「ニセ警察詐欺」です。
警察官を名乗り、「あなたが犯罪に関与している疑いがある」「現金を調べる必要がある」などと持ちかけ、現金をだまし取るものです。中にはLINEやSNSを使って「取り調べ」を装ったり、警察手帳の画像を送りつけて信用させるケースも確認されています。
県警は「警察が電話で現金調査を求めることは絶対にない」「SNSやLINEで取り調べをすることも絶対にない」と繰り返し呼びかけています。もしこのような連絡が来た場合は、間違いなく詐欺です!
すぐに最寄りの警察署に相談してください。
これまで特殊詐欺は高齢者が被害に遭うケースが多いと言われてきました。
しかし今や、20代や30代といった若い世代も狙われています。SNSやネットに慣れている世代であっても、「警察」という権威を装われると冷静な判断を失ってしまうものです。
また、今年上半期には、特殊詐欺に関与した疑いで89人が摘発されています。
これは近年の上半期では最も多い人数であり、摘発が進んでいる一方で、それ以上のペースで新たな被害が発生しているのが実情です。
被害を防ぐには、一人ひとりが「正しい知識」を持つことが何より大切です。
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警察が電話やSNSで現金を調べることはない!
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不審な電話が来たら、すぐに家族や警察に相談する!
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金融機関や行政窓口に置かれている「詐欺チェックシート」を活用!
一度でも被害に遭えば大体が貯金を根こそぎ持っていかれ取り返しがつきません。
経験値が浅く社会的判断能力に未成熟な若者も対象となっている今、「自分は絶対あり得ない!」「わたしは全く大丈夫!」と思わず、誰もが狙われ得る犯罪だという意識を持つことが重要です。
県警も集中対策を進めていますが、最後に被害を防げるのは私たち一人ひとりの注意力です。
是非、身近な方とこの情報を共有し、詐欺の魔の手から守り合っていきましょう!
引き続き、警察委員会の副委員長としての責務を果たしてまいります!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む
