ロシア・カムチャツカ半島のM8.7の巨大地震を受けた津波警報への県の対応。
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
本日ロシア・カムチャツカ半島で発生したM8.7の巨大地震を受け、太平洋沿岸に津波警報が発表されました。
千葉県でも九十九里・外房、内房に津波警報、東京湾内湾には津波注意報が出され、県内各地で緊張感が高まる一日となりました。私は県庁に詰め、情報収集と関係機関との連携を続けながら、日本サーフィン連盟の仲間たちとも連絡を取り合い、現地の声を確認しました。
(富津市役所避難者、その他駐車場車中で避難している人が数百台)
匝瑳市では避難所が開設され、多くの方が避難され、サーファー仲間からも「海は穏やかだが、すでに避難した」との報告がありました。また、旭市でも飯岡灯台や内陸への避難が進んでいるとのことでした。
ですが、3.11を忘れてはなりません。
「海はいつも通り。でも津波はいつ来るかわかりません。」
また、報道では館山の平砂浦海岸ではクジラ4頭が打ち上げられるという異常も確認されました。
夜になり、ある程度の情報が明らかになってきました。
千葉県では津波がこれまで30cm程度観測されています。
今後、満潮時の影響もあるため引き続き警戒は必要ですが、現時点で大きな被害報告はありません。
知事からは「当初は最大限の警戒を敷き、その後、状況を見ながら段階的にレベルを下げていく必要がある。通常の社会経済活動に戻す判断をした人が責められる社会であってはならない」という発信もありました。私もこの考えに賛同します。
災害時には「何かあったらどうするのか」というプレッシャーの中で、意思決定者はリスク最小化に傾きがちです。しかし、社会を止め続けることもまた別のリスクを生みます。
冷静に状況を見極め、段階的に日常へ戻していくことが大切です。
なお、内房線や外房線の一部では運休が続いており、津波警報が継続している以上、JRによる終日運休も見込まれます。帰宅困難者が発生する可能性もあるため、関係市町村と連携しながら対応を進めています。
今日は、県庁での情報収集と現地からの声をもとに、皆さんにリアルタイムで発信を行いました。
幸い、大きな被害は確認されていませんが、今後も警報解除までは気を緩めることはできません。
災害対応の現場においては、最大級の警戒と、段階的に通常へ戻す判断の双方が求められます。これからも現場の声と行政の情報をつなぎ、必要な情報をいち早くお届けしてまいります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む
