千葉県の未来を左右する銚子沖洋上風力発電事業の行方を注視
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
成田空港と同じく県政にとって重要な国家プロジェクトであり、千葉10区で進められている銚子沖洋上風力発電事業の今後について、深い関心を持って注視しています。
◎衝撃的な発表
先日、事業主体である三菱商事が2024年4-12月期に522億円という巨額の減損を計上し、中西勝也社長が事業を「再評価中」とし、「ゼロからの見直し」を示唆しました。これは事業からの撤退も視野に入れている可能性を示すものとして、大きな波紋を呼んでいます。
先日の県議会でのやりとりでは、風車基礎部分への藻類の付着、イシダイやカンパチ、タコやイセエビの生息など、具体的な魚礁効果が報告され、漁業との共生に向けた展望が示されていたところでした。
◎千葉県全体への影響
このプロジェクトが中断・中止となった場合の影響は、銚子市一地域にとどまりません。
風力発電設備の部品点数は約1万から2万点に及び、県内製造業への広範な波及効果が期待され、メンテナンス関連企業の誘致も期待されていました。また、名洗港の整備(約48億円規模)は、県北東部の物流・産業拠点としての機能強化も視野に入れたものでした。
なにより、三菱商事による35年ぶりの支店開設は、県内企業の活性化にもつながる可能性を秘め、観光資源としての活用など、インバウンドを含む新たな観光客層の開拓も期待されていました。
◎これからどうなる!?
三菱商事による銚子市洋上風力への公式な発言はありませんが、この事業の行方を注視し続けるとともに、必要に応じて県議会で議論していこうと考えています。
世界的なインフレや円安など、確かに事業環境は厳しさを増していますが、それは逆に言えば、官民一体となった知恵と工夫が求められているということでもあります。
この事業の成否は、単に一つの発電事業という問題ではなく、これからの銚子市、千葉県における持続可能な発展のあり方を問うものです。
環境政策と地域経済の調和という観点からも、今後の展開を慎重に見守ってまいります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む
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