成田市の中学三年生は全国平均よりも携帯電話の利用時間が高いことが明らかに!
こんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
先日、青少年問題協議会を傍聴したときに「SNSによる犯罪から子どもたちを守るために学校や地域でできることについて」というテーマで行われた協議資料が興味深かったのでここに共有しようと思います。
調査によると、1日あたり4時間以上携帯電話を使っている成田市の中学三年生は、全国平均よりも高いという結果がでました。
部活が終わって家に帰ってくるのが6時半ごろ、そこから4時間携帯電話を使っているということはお風呂と宿題、夕食以外は携帯電話をイジっていることになるのではないでしょうか。
こうなると携帯電話への依存もさることながら、家族との十分なコミュニケーションが図られているのかが心配になります。
そして、数値がざっくりなので概ねとなりますが、このグラフからは中学三年生の携帯電話の保有率が全国平均よりも高く、成田市は80%を超えていることもわかります。
長男からは、「俺は、持っていない少数派の一人なんだよ。。」と言われてしまいました。
携帯電話を持っていることで、犯罪やネットいじめにさらされる可能性が増える一方で、逆に持っていないことによる情報格差やコミュニケーション格差も懸念されることから、我が家でもこの結果を踏まえて、家族会議を開こうと思います。
続いてこちらのデータは小学6年生になります。
小学生については、携帯電話所持率も全国平均よりも低いですが、それでも小学6年生の携帯電話所持率が50%を超えていることに驚かされます。
着信専用携帯電話の児童もカウントされているのだと思いますが、驚きの数字といえるのではないでしょうか。
協議会のなかで、委員の校長先生からは、「スマホ免許があってもいいのではないか。」との発言がありました。
使い方を間違わなければ、とても便利なツールであることは認めますが、我々大人が子どものころにはなかったツールであり、その初めてのツールを子どもたちにどのように使わせることが適切なのかについては、正直、我々も探り探りです。
ですが、この世界はドッグイヤーであり、LINEやSNSなど革新的なサービスが開始され、それに伴ってから犯罪に巻き込まれたり、いじめが発生の温床となることもあります。
一義的には家族がその対策を講じるべきことは言うまでもありませんが、フィルタリングだけではなく、家族のスタイルに合った時間やルールを設定するなど、過度な利用を自然に避けさせるようにすることの必要性を感じます。
そして、こうして関係各所が垣根を超えて連携をして補完し合える体制は有意義であり、あらためて子どもたちの健全育成における当該協議会の意義の大きさを認識しました。
引き続き積極的な議論に期待するとともに、私も二児の父として、また議会議員として、声を上げていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼します。