成田市の『財政』における現状と課題に対する雨宮しんごの考え。
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は成田市の『財政』における現状と課題をお伝えしたいと思います。
成田市は国際医療福祉大学医学部開設とその附属病院の整備、それに成田空港機能強化、成田市場移転再整備、大栄小中一体型校舎整備、清掃工場付帯施設整備、運動公園整備と大規模事業が目白押しの状況です。
また、附属病院を核とした医療産業集積や新駅構想などは持続可能な地域発展の未来を左右する取り組みといえます。
一方で、「次世代へのツケ」の割合を示す「将来負担比率」を逓減させるべき時にきています。
成田市の将来負担比率は、平成20年は33.4%(県内10位)でしたが、平成28年度は74.6%(県内30位)まで上昇しています。
ちなみに千葉県内平均は平成19年度が87.1%でしたが、各市町村が取り組みを強化したことにより平成28年度は43.8%まで半減しています。
つまり、成田市は千葉県の取り組み状況に逆行した形で倍増しているということになります。
今後、成田市の将来負担比率は100%に達することも想定されるなか、速やかな対策が必要です。
未来プラン第4次実施計画によると、市債(市の借金)残高は今後も500億円程度で推移する見込みです。
将来世代に過度な負担を押し付けないよう均衡を保つ必要があります。
「将来へのツケ」ではなく、適切な「未来への投資」となるよう投資効果の試算を踏まえ事業優先順位を講じるようわたしは今後も要請していきます。
さらに、成田市内には高度経済成長期に整備された公共施設の老朽化が顕著であり、それらの耐震化工事などで毎年100億円以上かかる試算がでている一方で、市は政策予算に配分が偏り、充当可能予算が62億円と40億円ほど足りない状況となっています。
財政が豊かとされる成田市にあっても、予断が許されない状況であり、将来世代に「この街に住んでいて良かった」と思える無駄のない効率的な行政財政運営を講じなければなりません。
だから!
国家戦略特区への積極的な取り組みと大規模事業への未来投資を適切に行い、健全財政を維持し将来世代に過大な負担を強いることのない行財政改革による強固な財政基盤の構築を進めるべきであるという考えに立ち、わたしは政策立案をしてきました。
そして、これからも。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む