法務に長けた議会事務局を増やすことの必要性
本日、昨年10月に明らかになった成田市職員の収賄事件について判決が言い渡されました。懲役1年6か月、追徴金40万円、執行猶予3年という内容です。
昨年の相次ぐ不祥事は、成田市行政内部がいかに統治されていなかったのかを示すものであり、大変遺憾でなりません。
議会サイドとしても、より一層の行政チェックに努めるとともに、信頼回復の一助となる制度改正へと歩を進めていければと考えています。
さて、私は今日から議会運営委員会の行政視察に来ています。
初日の今日は昨年市制百周年を迎えた大分市に来ました。
《大分市議会議場》
2012公開予定の「綱ひいちゃった!」主演:井上真央さんがここで撮影されたとのこと。
オール大分撮影で、職員・議員もそのまま出演とのこと。ぜひ、チェックしてみてください。
大分市議会は言わずと知れた議会改革先進議会であり、私も以前ノミネートいただいた『マニフェスト大賞』でもその改革が高く評価されており、日経新聞調査においても議会改革度は全国で6位、格付けもAAとなっています。
多忙の折にも、今日は長田議員と宮邉議員が出席し、大分市議会の議会改革の経緯と概要、今後の取り組みなどについて、特に議会基本条例制定後の効果や、改革に至るまでの経緯などについて説明をいただきました。
※普通なら議会事務局の職員が説明にあたるものですが、やはり全国6位!議員のやる気が違います!!(多忙の折にも、本当にありがとうございました!)
私自身「議会改革」については、議員となる以前から問題提起を行ってきた立場であり、旧態依然とした議会運営を改善すべきである立場です。
同じ議員同士ということもあり、ざっくばらんな意見交換をさせていただいたため、あまり多くを書けませんが、改めて『改革のネックとなるのは、改革を拒む古参議員』であることがわかりました。
その意味では、現在2期目でありながら幸いにも議会運営を所掌する議会運営委員会に所属していることから、会派での議論はもとより、議会運営委員会に置いてもその方向性を示していけるよう、先輩議員のみなさんと連携し尽力していければと考えています。
さて、具体的な改革項目など参考になる点はいくつもありましたが、やはり議会としての政策能力を向上させるという意味で即効性のある『議会事務局の強化』は魅力的でした。
大分市議会ではすでに23名中6名の法務に長けた政策調査官がいるとことですが、成田市議会においては事務局自体が8名しかおらず、議会事務局の強化は課題といえます。
これについては予算編成権を有する市長との折衝も必要になるため容易に実現できるものではありませんが、しっかりと本件を持ち帰り、二元代表制の一翼を担う「議会」としての在り方を模索していければと思います。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む