活動日誌

いじめ対策は「加害者が絶対に悪い!」を徹底することができるかにかかっている。

皆さんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

なんだか、ここ連日取り上げ挙げられる「いじめによる自殺」報道をみると、同世代の子どもを抱える父親として、本当に胸が痛くなります。

 

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<被写体に自殺中2・賞撤回>遺族が写真公開「娘誇らしく」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161018-00000114-mai-soci

(毎日新聞) 強調雨宮

 

青森市立中2年の女子生徒(当時13歳)が8月、いじめ被害を訴える書き込みをスマートフォンのアプリに残して自殺した問題で、青森県黒石市の夏祭り「黒石よされ」の写真コンテストで最高賞に内定した写真にこの生徒が写っていたため、内定が取り消されていたことが分かった。生徒の父、葛西剛さん(38)は17日、氏名をりまさんと明らかにしたうえで、「いじめられている子の力になれば」と、受賞予定だった写真を公表した。

 

ー省略ー

 

 実行委は、りまさんの四十九日である12日にいったん授賞の連絡をし、14日になって経緯の説明と合わせ取り消しを知らせたという。葛西さんは「賞をもらった娘を誇らしく思った。写真を見て家族で涙を流した」と話し、取り消しについては「面倒に巻き込まれたくないからとも感じたが、一度だけでも選んでもらえて感謝している」と述べた。

 

それから数日、一転して最高賞である市長賞が授与されることになったことは、本当によかったと思いますが、こんな最高の笑顔を「いじめ」が奪ったことを思うと、心からは喜ぶことはできません。

 

わたしは過去、いじめ問題を一般質問で取り上げるために「いじめ対策」について調査したことがあるのですが、その時にある中学校の取り組みに可能性を見出した覚えがあり、改めてグールグル先生に聞いてみると出てきました。

 

「長野県富士見中学校のいじめ対策」

http://www.j-cast.com/tv/2012/07/19139866.html?p=all

 

(1)情報源を守る

 いじめの認知は、本人、親、友人の誰からの報告であっても「心配している人から報

 告」で統一することで、加害者からの犯人捜しをかわします。

 

(2)先生たちがチームで対応

 どうしても、担任だから、顧問だからとなりがちですが、チーム制をとることで、

 いじめ対策に講じることは有効だと思います。

 

(3)加害者と1対1で対応

 警察の取り調べの常とう手段のようですが、複数の加害者と複数の教員が別部屋で

 1対1で対応することで、事実を聴きやすい環境を作ります。

 

(4)情報交換、矛盾点の分析、事実を確認

 一定時間経過後に部屋に加害者を残して教員が集合、情報交換・矛盾点の

 分析を行います。

 

(5)加害者に「いじめ事実」を認めさせる

 (3)(4)を繰り返すことで事実を洗い出し、認識させます。 

 

(6)加害者に「泣くまで反省」を迫る

 事実を認識させて、心からの反省を促すという意味だと思います。

 

(7)被害者に対してすぐ謝まらせない

 文中にも書いてありますが、この「いじめ対策のみそ」がここにあると

 思っています。すぐに謝らせてすっきりさせるのではなく、謝罪の時間を置く

 ことで、反省を促し二度とこうしたことをしないように整理させるようです。

 

(8)保護者を交えて事実の報告

 

以上になります。

 

「いじめ」の定義が変わり、被害者が「いじめられている」と感じた時点で、認定されることになりましたが、それでもこうして悲しい事件が報道される度に思うことは、

 

やはり、口先だけではなく富士見中学校のように「加害者が絶対的に悪い。」という姿勢を徹底し、ルール化して教員全員で取り組むほかないような気がします。

 

この、簡単にも思える「加害者絶対悪」ですが、加害者にも言い分があるため、なかなか実行が難しいようです。

 

・空気を読まないから迷惑だ。

・みんなの邪魔をするからだ。

・ルールを守らないからだ。

 

被害者は少数、加害者は多数のことが圧倒的に多いことからも、こうした意見が大勢を占めた場合、それでもなお、すべての教職員が「加害者絶対悪」を貫き通せるかというと、残念ながらできていないのが実情とのこと。(知人の教職員談)

 

それどころか、逆にことを荒立てないようにするために、一人ぼっちで判断しなければならない先生は、次のように行動すると。。。

 

「いいか、君(被害者)にもいじめられる原因があるだろう。そういう行為(態度)を改めればいいじゃないか・・・。」

 

こうして、先生によって「いじめが肯定され」、いじめはエスカレートすることになります。

 

・・・上記が一例であることを願ってやみません。

 

おそらく、富士見中学校のようにルール化をして「いじめ対策」取り組んでも、根絶はできないほどに難しい問題なのだろうと思います。

 

それでも、学校全体が「いじめを許さない」という毅然とした姿勢を見せるために、こうしてルール化することは一定の抑止力になるのではないかと思います。

 

できることから一歩でも。

  

こうした悲しい事件が二度と起きないように。

 

成田市でも「いじめ対策」を前進してけるように、小中学校の子どもがいる二児の父として、また議会議員として声を上げていきたいと思います。

 

それでは、また明日!

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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