活動日誌

民意をより正確に届けるために ― 流山市で検討されている電子投票

みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。

選挙は、民主主義の根幹です。 その一方で、現在の「紙」による投票制度には、あまり知られていない課題も存在しています。

 

■ 案分票と無効票という問題

その一つが「案分票」です。 例えば、同じ名字の候補者が複数いる選挙で、有権者が名字だけを記載した場合、その一票は該当する候補者全員に均等に分けて扱われます。

結果として、1票が0.5票、あるいは0.3票といった形で処理されることになります。

また候補者名の書き間違いや不適切な記載は無効票となり、せっかくの意思表示が結果に反映されないケースもあります。

これは制度上やむを得ない側面があるとはいえ、「民意を正確に反映する」という観点からは、改善の余地があると感じています。

 

■ 流山市が県内初の電子投票へ

こうした中、流山市では来年5月に予定されている市長選挙・市議会議員選挙において、タブレット端末を用いた電子投票の導入が検討されています。

画面に表示された候補者名を選択する方式であれば、書き間違いは起こらず、案分票も構造的に発生しません。

さらに、開票作業の効率化も期待されます。(これはかなり大きい。)

想定では、市長選挙で約1時間、市議会議員選挙で約2時間、開票時間が短縮されるとされています。 職員の皆さんの深夜まで続く開票作業の負担軽減だけでなく、選挙結果をより早く市民の皆さんにお伝えできる点も大きな意義があります。

 

■ 「スマホで投票できないの?」という疑問

一方で、「だったらもう、スマートフォンで投票させようよ。」と思われる方もいるかもしれません。 ですがオンライン投票は、家庭や職場などで第三者の影響を受けるおそれがあり、秘密投票の原則を担保することが構造的に難しいため、世界的にも慎重な対応を取る国が多いのが実情です。

その意味では、投票所に足を運ぶ仕組みを維持した上でのデジタル化は、民主主義の原則を守るという意味でも、合理的な判断だと思います。

 

■ 課題と今後の注目点

もちろん、電子投票が万能というわけではなく、データ管理の堅牢性、システム障害時のバックアップ体制など、技術的・制度的な検証は引き続き不可欠です。 6月の市議会定例会に関連条例案が提出され、可決されれば、千葉県内初の取組みとなります。

流山市の取り組みが、千葉県の選挙制度を前進させる契機となることを期待しています。

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 成田ライオンズクラブ
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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