家庭内SOSはなぜ届かなかったのか。京都府小学生死亡事件にみる子どもを守る仕組みの困難さ。
みなさんこんにちは。千葉県議会議員の雨宮しんごです。
京都府南丹市で発生した小学生の死亡事件。
行方不明として大規模な捜索が続く中、その後、遺体が発見され、父親自身が死体遺棄容疑で逮捕されるという、あまりにも痛ましい展開となりました。

「家庭内で何が起きていたのか。」
「周囲は異変に気づくことができなかったのか。」
この事件は、子どもを取り巻くリスクが家庭の内側にも潜んでいるという現実と、子どもが発していたかもしれない「家庭内のSOS」を社会が拾い上げることの難しさを、私たちに突きつけているのだと痛切に感じます。
一部の報道では、
・子どもが父親の話題を避けていたこと
・父親が強く叱責している様子が目撃されていたこと
などが伝えられています。
しかし現実的には、こうした情報だけで、児童相談所が直ちに「保護」に踏み切ることは容易ではありません。現行制度では、身体的な傷やあざの有無が、保護判断の大きな基準となっているのが実情です。
そして、最大の課題は、心の中が外からは見えないという点です。親の心理状態も、子どもの恐怖や葛藤も数値化されるわけではないので、たとえ心理的な問題が示唆されたとしても、それだけで介入や分離ができるわけではありません。
もし救える可能性があるとすれば・・・
子ども自身が「家に帰りたくない」「助けてほしい」と声を上げられた場合になるのですが、小さな子どもがそんなことを知っているはずもありませんし、仮にわかったとしても、訴えれば家族が壊れてしまう…と感じるはずです。
だからこそこの事件は、子どもの心のSOSをどう拾い上げ、制度が踏み込みにくいグレーゾーンにどう対応するのかという、極めて重い課題を私たちに突きつけています。
先日も触れましたが、千葉県では、まもなく印旛児童相談所が開所します。
児童相談所は、単に子どもを保護する場所ではなく、家庭・学校・地域・医療・警察などと連携しながら、できるだけ早い段階で家庭を支え、子どもを孤立させないための拠点であるべきものです。
「何かおかしい」 「少し気になる」
その段階で声が届き、支援につながる社会をどうつくるのかが課題であり、今回の事件を、決して他人事として終わらせてはなりません。
幼い命が失われたことに、心から哀悼の意を表します。同時に、同じ悲劇を繰り返さないために、県政の立場から、仕組みと現場の両面で取り組みを続けていきたいと思います。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 成田ライオンズクラブ
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む