成田空港、輸出額日本一奪還!「第2の開港」に向けた産業集積の取り組み
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
昨日の成田ポップラン大会の影響で、身体中が心地良い筋肉痛に苛まれています(笑)
足だけでなく、腹筋も背筋も全身フル稼働だったようです。

さて、今日は千葉県議会令和6年度決算特別委員会で総合企画部について質疑を行い、特に成田空港について集中的に取り上げました。
東京税関が発表した2024年の貿易概況によると、成田空港の輸出額は前年比16%増の17兆5108億円で過去最高を記録しました。
2023年に首位だった名古屋港を2年ぶりに上回り、全国の貿易港・空港で輸出額が最も多くなりました。半導体等製造装置が年間を通じて好調だったことが大きな要因です。
輸入額も3%増の19兆3233億円となり、2年ぶりに前年を上回りました。輸出額を地域別にみると、対米国が2兆4551億円、中国などを含む対アジアが11兆8357億円。品目別では半導体等製造装置が50%増の1兆6323億円で最も多くなっています。輸入額は対米国が3兆8656億円で、電算機類を中心に増加しました。
成田空港は2029年に滑走路の延伸や新設を控えており、貨物量がさらに増えていくことが期待されています。このように成田空港は、人を運ぶだけではなく、豊富な国際線ネットワークを有する我が国最大の貿易港という特徴を持っています。今後、「成田空港の第2の開港プロジェクト」を起点として、ヒト・モノの流れの拡大といった様々な効果の発現が期待されています。
我が国の産業競争力強化や地域経済の発展に向けては、こうした絶好の機会を逃さず、成田空港を核とした産業集積を図っていくことが非常に重要だと考え、成田空港周辺の産業集積について、これまでの取組と今後の取組方針について質疑しました。
県からの答弁では、令和5年度・6年度の2カ年にわたって実施した「成田空港を核とした産業拠点形成可能性調査」において、空港周辺地域で集積を目指す産業について調査検討を行うとともに、空港周辺地域での産業拠点形成に係るケーススタディ等を行ったこと、この調査結果も踏まえ、昨年12月、地域未来投資促進法に基づく「成田新産業特別促進区域基本計画」の変更において、集積を目指す産業に、従来の「物流」に加えて「航空宇宙」など5つを追加し、調査結果については関係市町などと共有したとのことでした。
現在、集積を目指す産業のうち、特に空港との親和性の高い「航空宇宙関連産業」の集積を目指し、企業誘致も含め積極的な取組を展開しています。
また、空港周辺での産業集積に向けてスピード感をもって取り組むため、県が空港周辺での産業用地整備について直接取り組むことも選択肢に、事業主体や手法などに係る検討を進めています。
私からは、成田空港の第2の開港プロジェクトという絶好の機会を活かし、我が国の産業競争力強化や地域経済の発展のためにも、空港周辺への航空宇宙関連産業の集積にしっかりとつながるよう、市町や空港会社とも連携し、関係企業にアプローチをするなど、企業集積の具体化に取り組んでいただくとともに、産業用地の整備についても具体化に向けた検討を並行してしっかりと進めていただくよう要望しました。
成田空港を核とした千葉県の産業発展に向け、引き続き取り組んでまいります。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 成田ライオンズクラブ
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む