千葉県内で進む特殊詐欺対策と若者への波及、水上警察隊の業務視察。
みなさんこんにちは、千葉県議会議員の雨宮しんごです。
本日、環境生活・警察常任委員会に出席し、千葉県内での特殊詐欺対策について質疑を行いました。
今年9月18日現在の暫定値で、県内では被害件数802件、被害総額約50億2,063万円に上っており、前年同期を大幅に上回る深刻な状況となっています。一件あたりの平均被害額は約625万円にのぼり、被害の大きさを数字からも実感します。
これまで特殊詐欺の被害は高齢者が中心でしたが、最近は20代・30代といった若い世代にも被害が広がる傾向がみられています。社会経験が浅く、弁護士や警察官など権威に対して判断力が十分でない若者も標的となっており、まさに「誰もが狙われる時代」といえます。
この点について、委員会では若者世代への注意喚起の強化が必要であることを訴えました。
具体的には、金融機関や通信事業者との情報共有を迅速化し、市町村との連携など地域ぐるみでの啓発活動をさらに広げることの重要性を指摘しました。県警からは、ATM利用時の声かけや、金融機関・コンビニでの注意喚起の徹底、民間事業者との連携による未然防止策、さらにサイバー捜査員の増員など、被害防止に向けた具体的な取組が報告されました。
昨年設置された特殊詐欺連合捜査班を中心に、捜査体制の強化も進められており、今後も被害拡大防止に向けた体制の充実に期待します。
また、10月8日まで実施されている国勢調査の期間中には、調査員を装った詐欺の可能性にも十分な注意が必要です。
特殊詐欺は手口が巧妙化・多様化しており、電話だけでなくLINEやSNSなどのデジタルツールを悪用したケースも増えています。若者世代は特にSNS利用が日常的であることから、引き続き、注意いただければと思います。
その後は常任委員会で水上警察隊の業務を視察しました。
乗船したのは水上警察隊の頼れる巡視船「ぼうそう」で航程は、千葉港からまずNAA(成田国際空港)の千葉港頭基地周辺の重点警戒区域を確認。続いて、五井・コスモ石油などのプラントが並ぶ京葉工業地帯(重防・石油コンビナート地区)を海上から視察しました。
この一帯は、日本のエネルギー供給を支える「経済の要」であり、水上からの警備がいかに重要かを再認識しました。
その後は幕張沖(人工海浜・レジャー地区)まで航行し、危険航行や迷惑行為の抑止を目的とするパトロールの現場も垣間見ることができました。
あらためて多様な顔を持つ千葉の海域を、昼夜問わず守り続けている水上警察隊の皆様の活動には、頭が下がる思いです。
わずかな時間でしたが見事に船酔いに…💦
ありがとうございました😊
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 成田ライオンズクラブ
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む
