議会報告会のあり方を考える
今日は議会改革特別委員会の行政視察で、
取手市の議会改革について説明を受けました。
挨拶下さった取手市の佐藤議長は
若手市議会議員の会のメンバーで普段から
連携している同志です。
◎議会メール、Twitterの導入
取手市議会では「ひびきメール」として、
議会の採決の状況や議会報告会の案内、
アンケートの実施等メール・ツイッターの
配信を行っているとのことでした。
配信内容が採決の結果のみと発信内容
については検討の余地を感じましたが、
成田市議会に情報発信は現状、3ヶ月に1回の
議会便りに限られており情報発信のツールとして、
前向きに検討できるのではないかと思いました。
また、登録者、フォロワー数が増えてくれば
意見交換やアンケート収集ツールとしても
活用できるのではないかと感じた次第です。
◎議会報告会は会派別に紐付き政務活動費
をつけることで実施すべき。
取手市議会においても議会報告会の参加者が
低迷し現在停止中との事でした。
この間さまざまな議会を視察してきましたが、
どの議会においても議会報告会の性質上、
議員個人の意見ではなく議会の結果として、
議案の採決の結果のみを伝える単調なものである
ことから、住民の参加者数が低迷している現状があります。
全議員参加による議会報告会では、議会の
決定として単純に議案の採決の結果や説明を
するだけなので単調になってしまい、
大変つまらない報告会になってしまうのは当然です。
だからといって、発言の制限をせずに
好きなことを言わせてしまえば、
「私は反対したが、ここにいるその他大勢のせいで
多数の力で可決されてしまった。」
といった審査を蒸し返すようなことにもなりかねません。
よって議会として報告会をやる以上は、
たとえ面白くのないモノであったとしても、
前者で進める必要があったわけです。
ですが、これでは市民の皆さまの積極的な
参加を見込めません。
議会によっては、
「議会が情報発信を行っている」という
既成事実を作るために実施を継続している
ところもあるようですが、私はこれを良しとしません。
そこで、もし報告会を議会としてやるのであれば、
私が提案したいのが、「会派ごとに議会報告会を義務付ける」というものです。
・報告会実施時には議会事務局の職員を配置すること。
・最低限の報告内容を事前に定めること。
・議会便り発行時に日程を確定させることで
議会便りでも告知できること。
・政治的発言は厳に慎むこと。
この辺を定めて政策集団である会派に
報告会の実施を義務付けます。
議会事務局の職員を設置することで、
最低限の報告事項の担保が可能になり、
同時に政治的発言を控えさせることで
後援会活動化を防止、より広い市民参加を促します。
また、会派割りにすることで議員の発言にある程度の
統一感と自由度が担保され、充実した議論が期待されます。
議会報告会は賛成ですが、どこの議会も失敗している以上、
わざわざ同じ轍を成田が踏む必要はありません。
一考の余地はあると思います。
成田に戻り内容を精査、提案していきたいと考えています。
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現状、成田市議会としては報告会の実施されていませんが、
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成田市議会議員
雨宮しんご
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む