ポスト安倍の本命に躍り出た菅官房長官。二階幹事長の理屈だと新体制で来年の衆院任期を迎えるか!?
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
一般質問二日目の今日も5人が登壇し、市政についての質問が行われました。
昨日質問を終えた私は登壇者の質問に耳を傾けていたのですが、それぞれの視点からの提案は勉強になることが多く参考になりました。
さて、安倍首相の突然の辞任表明で幕を開けた、ポスト安倍首相をめぐるレース。
首相を傍で支えてこられた方がまさか立候補するとは思ってもいませんでしたが、あれよあれよという間に自民党内では、菅官房長官を推す動きが加速し、一気に大本命となりました。
主要派閥の支持を受け、段取りが全て済んだところで本日、出馬表明をされました。
【自民党総裁選】
菅官房長官 正式に立候補表明 pic.twitter.com/1DyRsFGDQi— 日テレNEWS / 日本テレビのニュース・速報 (@news24ntv) September 2, 2020
すでに過半数を超える支持を得ているとあって、出馬を検討していた河野太郎氏は出馬を断念しています。
まだ若いですし、ここで我を通して無駄死にする必要はありません。
逆に、今歯向かって党内に敵を作っては後々にも影響するはずですから、次につなげていくという政治判断は正しいと思います。
一方で、すでに出馬を明言した岸田政調会長は派閥内で挨拶をし活路を見出そうとしているようですが、メディアの偏向報道なのか、あまり発信力を感じることができません。
安倍首相は後継者として、岸田氏を意中の人と見ていたとされていましたが、大勢はそう思っていないようで泡沫感を拭えません。
次に、総裁選出馬を表明した石破茂元幹事長です。
安倍政権下においては冷や飯を食べさせられ続け、待ちに待った機会と躍動的でしたが、よほど党内での人気がないのか、自身の派閥からしか支援がない状況です。
党内の人気はイマイチですが、石破氏は世論調査ではNO.1です。
党員投票の実施に持ち込めれば活路を見出すことができ、 「ポスト安倍首相」の最有力候補となるはずでしたが、二階幹事長が「石破封じ」を行ったため窮地に陥っています。
通常、党所属の国会議員394人の票と、同じ数に換算した自民党員の票の合計で争われるはずでしたが、今回は緊急の場合にあたるとして党員投票は行わず、国会議員票と都道府県代表の141票で決めることになりました。
国会議員票がメインとなる選出方法となった時点で、勝ち目はないでしょう。
二階幹事長は、「政治空白をもたらしてはならない。」として今回の方針を決められてたようですが、首相は後任が決まるまでは職に就かれているので、「そもそも政治的空白は起きない。」のではないかと思うのですが・・・。うーむ。
ともあれダークホースから一転、大本命に躍り出た菅義偉官房長官。
理屈はどうあれ、「政治空白を作るわけにはいかない」という論理の下で、党員投票せずに両院議員総会で決することになった以上、新体制で衆議院の任期である来年10月まで引っ張るおつもりなのでしょうか。
これで年内とか年明けに解散総選挙をしたら、「政治的空白を作るわけにはいかない」=「緊急事態でコロナ対策もあり時間がないから党員投票やらない」という理屈が矛盾をきたし、結局、国会議員の都合で総裁選で実施し、党員を蔑ろにした事とになり反感を買うことは必至です。
とはいえ、政局の予測は誰にもできませんが。
それではまた明日。
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む