活動日誌

成田空港に到着した13人が新型コロナに感染。消費喚起と水際対策の二律背反。

みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。

 

厚生労働省が14日、12日と13日に成田空港に到着した13人から、新型コロナウイルス感染症に感染していたことが明らかになりました。

 

現在は、来日されたほぼ全員にPCR検査が実施されていて、小池知事流に言うと「積極的な検査」が行われています。

 

今回は全員が無症状ということで、行動歴の内訳はパキスタンが8人、フィリピン4人、確認中1人となっています。

 

 

これについては以前から主張していますが、「感染者がどの自治体に居住しているのかだけを明らかにされたところで、基礎自治体は何の対応もできない!」ということです。

 

企業でクラスターが発生しても、その自治体に住んでいないと自治体の感染者数にはならないので当該企業のある自治体はそのことを気付くこともできず、周辺住民への注意喚起もできません。

 

そもそも、勤務先、通勤区間、日常の生活空間は市内に限定されることはありませんから、この発表は無駄な不安を煽るだけであまり意味を持たないとさえ思います。

 

少し話が逸れてしまいました。

 

いずれにしても、依然として連日のように訪日者の感染が確認されている以上は、成田空港の防疫強化は継続していかなければなりませんし、現時点で訪日外国人の受け入れ拡大は厳しいと思います。

 

先日の空港対策特別委員会において私は、少し意地悪な質問をしました。

 

成田国際空港は3本目の滑走路建設をはじめ空港関連企業で働く人々の定住や企業誘致を促進することで人口増加を図り、更なる地域の発展を目指す「実施プラン」という未来図があるのですが、新型コロナウイルス感染症の拡大により航空業界は大打撃を受け、成長戦略どこか経営さえ危ぶまれる状況になっています。

 

 

 

未来の人財となる採用を止めるほどの大打撃ですから。

 

こうして企業としての成長を止めざるを得ないほどの逆風下で、果たしてどうやって地域振興を進めるのか。

この問いには、千葉県もNAAも頭を悩ませていました。

 

いずれにしても、水際対策の緩和は世界的なコロナ禍の収束にあわせて慎重にせざるを得ませんし、海外旅行の本格的な再開も、ワクチンや治療薬が開発されて予防接種を受けてからになると思います。

 

また、今の飲食業界を見ていても感じますが、その後も『旅行控え』の動きも出ることが予想されるので、需要の長期低迷を想定した計画へと見直すべきだと思います。

 

新型コロナ収束後も訪日外国人を迎える環境が整うには時間を要するはずなので、国内旅行を徐々に回復させながら観光を支えることになると思います。

 

観光立市を標榜する成田市も他ではありません。

観光産業をどうやって下支えし、アフターコロナに向け強化していけるのかがこれからの課題だと思っています。

 

引き続き、地域の皆さんの声に寄り添いながら、課題解決に向けて汗をかいてまいります。

それではまた明日。

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千葉県議会議員

雨宮 しんご

Shingo Amamiya

  • 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
  • はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
  • 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
  • 千葉県立富里高等学校
  • ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
  • 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
  • 成田市議会議員 4期
  • 第41代 成田市議会議長
  • 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
  • 第33代 成田商工会議所青年部 会長
  • 成田青年会議所OB
  • 千葉県中小企業家同友会東総支部
  • 千葉県富里高等学校同窓会 会長
  • 中学校PTA会長
  • 日本サーフィン連盟公認インストラクター
  • 海上安全指導員
  • ※歴任を含む

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