政府見解通り瀬戸際だとするならば成田市もイベントだけではなく、卒業式の延期も含めた休校を検討すべき!
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日は休会日を利用して議会運営員会の協議会を開催し、政治倫理条例(案)に寄せていただいたパブリックコメントに対する議会としての考えを検討しました。
市民の方からいただいたご意見を真摯に受け止め反映し、より良い条例となるように整理を進めてまいります。
また、3月定例会の会期中に委員会を開催し、成田市議会政治倫理条例の施行に向けて最後まで力を注いでいきたいと思います。
さて、本日のタイトルの内容についてです。
まずはこちら。
本日の議会運営委員会において、新型コロナウイルスの問題における議会の姿勢を決めさせていただきました。
傍聴を遮るものではありませんが、当面については極力お控えいただき感染リスクを低減していきたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
また、以下のアドレスに新型コロナウイルスの問題に伴う『成田市内のイベントの中止案内』を取りまとめていますので参考にしていただければと思います。
昨日までは、成田市としてのイベント中止の基準もなく、教育委員会、行政、各団体の対応がマチマチになっていました。
そこで、現時点において成田市での罹患者報告はないものの、今後仮に蔓延した場合のイベントなどの中止基準などについて、ガイドラインを示すなど、速やかに基準を定めるように各課に要請していたのですが、ようやく「新型コロナウイルス感染症警戒本部@成田市」において方針が示され、その報告を受けました。
3月8日までの2週間に限り、市が主催するイベントのうち、小さい子供や高齢者が参加されるイベントを原則中止するようです。
こうして一つ方針を示したことは評価しますが、個人的な感想としては今一つだと思っています。
市中感染のステージに入っている中にあっては、もはやイベントの開催レベルの問題ではなく、教育委員会も判断すべき時に来ていると思うのです。
ちなみに、2019年10月1日時点での人口統計を元にしたインフルエンザの年齢別罹患率は、5~9歳(13.53%)、10~14歳(9.23%)、0~4歳(6.87%)、40~49歳(2.97%)、30~39歳(2.92%)、15~19歳(2.81%)、20~29歳(1.89%)となっています。
実に4割以上が児童生徒および学生が罹患していることになります。
政府見解の通り、この1~2週間が「感染拡大」か「収束するか」の瀬戸際であるとするならば、着目すべきはこの世代に向けた感染予防策であり、方針を示すのであれば卒業式の延期も含めた学校の休校についても言及すべきではないでしょうか。
もちろん、一言に「休校」といっても共働き世帯への配慮など企業の協力も不可欠です。
ですが、そうした様々な課題について検討した上で「現時点では休校にしない」とするのであれば、その理由と同時に「どのタイミングでその判断をしたのか(するのか)。」「どの状況になった場合に決断するか」について示してあげないと、情報の少ない市民の不安や不信感は募る一方です。
(新型コロナウイルス感染症警戒本部には、議事録あるかな?)
市民の関心事はイベントの中止基準ではなく、もはや「休校」「自主休校」など学校サイドの対応です。
こうした事案は、なによりもトップのスピード感と決断力が求められます。
北海道の小中学校臨時休校しかり、千葉市しかりです。
一番やってはいけないことは、現場にその判断をゆだねることであり、決断しない(できない)理由を含め、迅速かつ適切な情報を市民に向けて丁寧に発信しないことです。
千葉県市川市が一斉休校へ 新型コロナウイルス感染拡大で(産経新聞)
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、千葉県市川市は26日、市内の幼・小・中学校など61校を28日から臨時休校すると決めた。期間は3月12日までの2週間としている。
感染者3人が市内のスポーツクラブを利用したことが判明しており、市教委などが対応を検討していた。市教委によると、休校の期間中は家庭学習を促し、休校明けに補習も検討するとしている。
このように、連日の報道と千葉市、市川市と罹患者がだんだん迫ってきている事態に、多くの市民が不安に感じていることを思えば、成田市とすれば、
「ちょっと、やりすぎじゃない!?」
「っちょ、そこまでやらなくても!!」
っと市民から思われるくらいの対応をするべきだと思うのです。
災害時の時も同様の指摘をしてきましたが、どこか対応がワンテンポ遅い気がしています。
明日もう一度、対応を求めたいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む