ピロリ除菌で胃がんリスクは軽減!国際医療福祉大学と連携し、幼少期のピロリ菌検査で胃がん撲滅を!
みなさんこんにちは、成田市議会議員の雨宮しんごです。
今日のブログでは、一般質問で行った内容について報告します。
今回は「補助金の不適切な会計処理」ともう一つ、「ピロリ菌検査の実施」を求めました。
ピロリ菌は、正式には「ヘリコバクター・ピロリ」といいます。
成田市の総合計画「NARITAみらいプラン」の重点目標の一つには「健康で生き生きと暮らせるまちづくり」が掲げられています。
そして、この目標において、「予防接種や健康診査などの保健サービスや各種健康づくりを支援します」と、その基本施策と取組方針が設定されています。
そこで、市の未来を担う、子どもたちへの保険・医療・福祉支援、具体的には、胃がん予防支援政策について提案をしました。
この支援政策については、すでに横須賀市が2019年度より中学2年生を対象に、胃がんの原因とされるピロリ菌の検査の実施を、全額公費で賄う方針を打ち出しています。
実はこの話し、日本ヘリコバクター学会の評議員として日本の第一線でピロリ菌を研究されている、国際医療福祉大学の竹内教授からお話しをお伺いしました。
何度も使いまわして恐縮ですが、右から竹内教授、小泉市長、雨宮です。
竹内教授からは、「胃がん撲滅のためにも、ぜひ成田市でも支援体制の整備を」と熱い想いをいただき、小泉市長に本件政策についてお話しさせていただくお時間をいただいた経緯もあります。
っということで、総合計画の趣旨に合致するものであることはもちろん、国際医療福祉大学との連携、医療をテーマとした国家戦略特区の指定を受けている我が市が、他自治体をリードして実践すべき医療支援政策の一つとして、取り組んではどうか!?
と提案をさせていただきました。
市からは、実施方法について、自治体が行う場合や、病院・医師会が主体となる場合など取り組みが様々あであると導入において解決すべき課題があると提示された上で、
ピロリ菌検査が胃がんなどの罹患低減に一定の効果があると認められていることから、検査の導入について検討されることになりました。
すでに明確なこととしては、ピロリ除菌をすることによって胃癌リスクは明らかに軽減する事実と、高いエビデンスレベルの研究で40歳未満の除菌でほぼ100%予防可能とされていることにあります。
もちろんこのことは、早ければ早いほど良いわけです。
このため、竹内教授も評議員をされている一般社団法人日本ヘリコバクター学会では「生涯の胃癌リスクを低下させる対策として青少年期にスクリーニング検査と治療が考慮される。自治体等が施策として実施することが考えられる」と提言しているし、一般財団法人日本消化器学会もこれを支持しているわけです。
そして、これらを受けて、先見性のある自治体が、検査を実施し、かつその費用を負担しているわけです。
以上の状況下で考えれば、少なくとも中学2年生からの実施について消極的になる理由はないし、むしろ成田市は、国際医療福祉大学の医学部を誘致していることからも、大学の高い知見を活かし、官学連携を推進しやすい立場にあります。
こうした小児のピロリ感染検査の最終目標は「胃がん予防」を目指していますが、同時に、その他のピロリ関連疾患の予防にも繋がるとされています。
具体的には、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎、胃MALTリンパ腫、鉄欠乏性貧血、ITPなどとされていて、強いエビデンスレベルを有していて、これら疾患に対して、除菌治療まで強く推奨しており、これらの早期発見や予防にも繋がることが期待されています。
ピロリ菌検査は、市の早期実施と積極的な補助、そして、他団体の模倣に終わることなく、より早い年齢で実施すべきだと私は考えています。
今後も、その進捗状況について一般質問に留まらず、必要に応じて適宜確認していきたいと思います。
それではまた明日!
千葉県議会議員
雨宮 しんご
Shingo Amamiya
- 昭和53年(1978年) 10月31日生 血液型/B型(さそり座)
- はくと幼稚園・成田市立吾妻小学校
- 吾妻中学校・平成3年「少年の翼に入団」中国国際交流
- 千葉県立富里高等学校
- ニュージーランドPapakura High Schoolへ1年間留学
- 高千穂商科大学・明治大学公共政策大学院(修士)
- 成田市議会議員 4期
- 第41代 成田市議会議長
- 第17代 関東若手市議会議員の会 会長
- 第33代 成田商工会議所青年部 会長
- 成田青年会議所OB
- 千葉県中小企業家同友会東総支部
- 千葉県富里高等学校同窓会 会長
- 中学校PTA会長
- 日本サーフィン連盟公認インストラクター
- 海上安全指導員
- ※歴任を含む